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放送内容


9月14日(水)

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メインテーマ本当に良くなった!脳卒中最新対策術


出演者

専門家ゲスト:川平和美さん(鹿児島大学医学部教授)
ゲスト:原千晶さん(女優)、六角精児さん(俳優)
リポーター:藤井彩子アナウンサー

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いま患者数およそ280万人とも言われる脳卒中。要介護の原因の第1位でもあり、人生の中で「6人に1人」が経験するとも言われる“身近な病”でもあります。そんな脳卒中の怖い後遺症のひとつが、身体のマヒ。手や足が動かなくなり、身の回りのことが出来なくなってしまうことも。そこで今回は、脳卒中のリハビリから介護まで、最新の対策法をお伝えします。

「良くならない」と言われたマヒが改善!新しいリハビリ法

脳卒中により脳の組織が壊れ、手や足が動かなくなる「マヒ」。リハビリにより改善しますが、その効果は発症当初は大きいものの、半年もたつと落ちてしまいます。しかし鹿児島大学霧島リハビリテーションセンターでは、5年前から独自のリハビリ技術「促通反復療法(川平法)」を確立し、発症から時間がたったマヒの改善に効果を上げています。

詳しくは下記ホームページをご覧下さい。
鹿児島大学大学院医歯学総合研究科リハビリテーション医学
ホームページ:http://www.kufm.kagoshima-u.ac.jp/~rehabil/index-j.html

お願い

現在、鹿児島大学病院霧島リハビリテーションセンターには問い合わせが殺到しており、診療に支障をきたしかねない状態になっています。そのため現在、治療・入院などのお問い合わせに対する対応を行っておりません。上記ホームページ、もしくは下記のQ&Aを参考にしていただき、センターへの直接のお問い合わせは控えていただくようお願い致します。

【Q.どんな人に効果がありますか?】
残念ながら、全ての状態の患者さんに効果があるとは言い切れないのが現状です。マヒが重度になればなるほど成果が上がりにくい傾向があります。例えば、ある指を動かそうとした場合に、ほんのわずかでも狙った指だけを動かすことができる状態であれば、効果が期待できます。

【Q.時期は関係ないのですか?】
時期はあまり関係ありません。上の質問でお答えした状態の方であれば、効果が期待できます。もちろん、発症から数か月以内の時期にお受けいただいたほうがさらに高い効果が見込めます。

【Q.どこの医療機関で受けられますか?】
霧島リハビリテーションセンターは入院ベッドが50床しかなく、いま入院希望者が殺到しているため当分受け入れは難しい状態です。しかし全国の病院でも、講習会などで技術を身に付けた人が促通反復療法を行っているケースは増えています。お近くのリハビリを行っている病院に問い合わせるか、ホームページなどをご確認いただくと、実施している場合は「川平法」「促通反復療法」などの名前で記述があると思われます。

介護の工夫でマヒが改善!

「介護とは、お年寄りのお世話をしてあげること」というイメージが、いま大きく変わりつつあります。良かれと思ってお世話してあげた結果、介護を受ける本人の能力が衰え、介護の負担がどんどん増えてしまう悪循環に陥るケースが多いことがわかってきたんです。

そこでいま注目されているのが、「本人が自分でできる環境を整える」ように工夫する新しい介護のやり方です。この方法で介護を続けた結果、本人の機能が改善し、介護の負担が格段に軽くなったケースも!最近の研究では、脳卒中によって重いマヒを抱えた患者さんに対しても、こうした介護の工夫が効果を発揮することがわかっています。

「本人が出来る環境を整える」ポイント

【ポイント(1)  じっくり観察】
患者さんご本人の様子をじっくり観察し、ある行動(例:着替え)ができない原因は何かを探ることが大事です。ある行動を自分でやってもらおうとしても、それがマヒなどによってどうやっても出来ないものだったりすると、本人がやる気を失うばかりか、転倒などの危険が生まれてしまうケースもあります。

<ポイント>
新しい工夫を始めようとする場合は、専門家に相談するのがオススメ。
自宅まで専門家が来て、リハビリや家族への指導などを行う「訪問リハビリテーション」などのサービスもあります。介護保険を使える方は、ケアマネジャーに相談するのも良い方法です。

【ポイント(2) 本人が出来ない部分を補う工夫をする】
じっくり観察してある行動ができない原因を見つけたら、それを「環境」を工夫することで補えないか考えてみます。例えば脳卒中の後遺症で、服の表裏や首の部分などがわからなくなり着替えができなくなるケースがあります。こんな場合、服の目立つ場所(首の後ろなど)に赤など目立つ色のリボンなどを縫いつけると、自分で着替えられるようになる場合も!

脳卒中からの回復を後押しする「魔法の言葉」

アメリカや日本などさまざまな国の医療機関が協力して行った大規模研究の結果が去年発表され、脳卒中のリハビリの後に本人を「ほめる」と、機能の改善が大幅に進むことが分かりました。
ほめることで脳の「報酬系」という部分が働き、神経の成長を促す物質を出すことで、改善が後押しされると考えられています。
効果を上げるポイントは以下の3つです。

・具体的にほめること
(例:○○の動作が○○くらい出来るようになった)
・良いタイミングでほめること
(何かが出来るようになったときに、すかさず)
・目標は低く
(いきなり高い目標だとやる気を失う。低い目標から段階的に)

眠ると回復が進む?

アメリカ・カンザス大学が発表した論文によると、脳卒中のリハビリの直後に「眠る」と運動などの機能の改善が進む可能性が見えてきました。この研究グループはいま、リハビリとリハビリの間に睡眠をとることによって本当に効果が上がるかどうかを確かめる研究を進めています。

午前 リハビリ→ 昼寝 →午後 リハビリ
夕食後リハビリ→ 睡眠 →朝 リハビリ
Siengsukon et al. (2009)


出演者の関連情報出演者の関連情報
●著書
<川平和美さん>
・『片麻痺回復のための運動療法―促通反復療法「川平法」の理論と実際』(医学書院)
●関連書籍
・『NHKスペシャル 脳がよみがえる 脳卒中・リハビリ革命』(主婦と生活社)


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