NHK旭川放送局 旬 あさひかわ

局長の星野です。

旭川放送局が制作した音楽番組、
「旭川発・故郷のうた
“Frozen Stars In Your Eyes”」が、
2018年12月1日から始まる
NHKスーパーハイビジョン“BS4K”の番組として
随時、全国に放送されます。

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そこで、きょうから、制作に関わった方々を
シリーズでご紹介します。
第1回は、若き敏腕アレンジャー、
森悠也(もり・ゆうや)さんです。

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「旭川発・故郷のうた」は、
地域を応援する音楽番組として、
旭川放送局が企画・制作しました。

プロジェクトチームを立ち上げ、
コンセプトを話し合い、
今年1月、原案となるスケッチを
東京の音楽制作会社に持ち込み、
楽曲作りがスタート。

この音楽制作会社に所属し、
腕を振るって下さったのが、
作曲家でアレンジャーの森悠也さんです。

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森さんは1986年生まれの32歳。
東京音楽大学を卒業後、
映画やドラマの音楽を数多く手がけてきました。

森さんには
「広大な北海道の大地と、
 豊かな自然をイメージさせる、
 スケールの大きな楽曲に
 仕上げて下さい」とお願いしました。

加えて「1960年代から70年代に生み出された、
良質なアメリカンポップスのような
オーケストレーションで。
例えばバート・バカラックのような」
という注文も。

森さんは、穏やかに微笑みながら、
「わかりました、頑張ります」と
引き受けて下さいました。

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打ち合わせから2週間、
最初のオケのサンプルが届きました。
早速、試聴・・・
聴こえてきたのは、重厚なオーケストレーション、
計算された緩急、
センスの良いリハーモナイズ
(メロディに表情豊かなコードを
割り当てる技法)と、
森さんの才能が迸(ほとばし)る楽曲。
ドラマチックで色彩感に満ち、
最初から完成の域に達していました。

森さんは、お父上がレコード会社勤務で、
幼い頃から古今東西の名曲を聴いて育ちました。
20歳以上も歳の離れた私が、
「かつての良質なアメリカンポップス」
「バート・バカラックのような」などと
古風な注文をしても、
すぐにピンと来て、
イメージ通りの楽曲に仕上げてくれたのです。

その後、細部の修正を経て、
依頼から3週間でオケが完成しました。

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森さんは、今回のアレンジについて、
「僕の中にある北海道の広大なイメージ、
 広い空とか、遥かな地平線、
 広々とした大地とか、
 そういうイメージを音にしたら、
 こうなった、という感じです。
 音楽的には、特にBメロ
 (♪星降る夜に~、と転調するパート)
 の雰囲気が気に入っています。
 北海道の皆さんには、この楽曲を聴いて、
 ご自分の故郷、北海道は
 素晴らしいところなんだということを、
 改めて感じて欲しいです」と
語っています。


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森さんのアレンジのおかげで、
「故郷のうた“Frozen Stars In Your Eyes”」は、
雄大な北海道をイメージさせる、
スケールの大きな楽曲に仕上がりました。

森さん、ありがとうございました。

(文/星野豊、撮影/安部遼) 

◇次回は、サックス奏者の
   河田健(かわた・けん)さんです。