あさノート Asa-note

盟友の死に男泣き。「今だけこのまま…」あさと五代、東京の夜。「大久保内務卿、暗殺さる!」衝撃の事件を知ったあさは、身を案じて五代のもとへ。そこには身も心もボロボロの五代がいた…!12月26日(土)放送

性別を超えることの難しさが…。あさ 波瑠さん

正直、とっても難しいシーンでした。あさにとって五代さまは、男女の壁を超えて、ひとりの人間としてすごく尊敬しているし大切な存在なんですよね。ただ異性なだけに、それを見ている方々に伝えることってすごく難しい。どんなふうにこのシーンが見えるのか、演じる前はかなり不安だったし、何度も現場で話し合いを重ねました。

あさノート24

でも、あさとして肌でひしひしと感じたのは、大久保さまという生涯の友の死を悼む五代さまの心。ふたりの関係の深さを実感として分からなくても、見ていられないほど痛々しい五代さまの姿を前に、少しでもこの人を引っ張り上げたい、前を向いてほしいという思いひとつだったんだと思います。

あさノート24

大阪を盛り立てようと同じ未来を見ている同志として、この人の悲しみを受け止めなきゃいけないという使命のような感覚。「あなたは大丈夫ですよ」という意味を込めて、五代さまの背中にそっと手を添えたくなりました。

あさノート24

五代友厚 ディーン・フジオカさん ディーン・フジオカさん

あさノート24

女々しくなく、ここは雄々しく泣いてほしい」という西谷監督のオーダーがあって、僕の中では「“薩摩泣き”の五代でいこう」と解釈したんですね。
きっと“男なら絶対に弱音を吐くな”と厳しく鍛え込まれているであろう薩摩の男なら、女性の前で泣くなんてことは絶対にしないと思うんです。

あさノート24

それでもやっぱり人間だし、同郷の同志が殺されたという苦しさはどうにもこらえきれない。ぐっと気持ちを抑えて、抑えて、抑えて、でも自分の中にあるどうしようもない気持ちがあささんの前であふれ出てしまった……そんな魂の叫びのようなものにしたいと思ったんです。眠るあさの顔を見つめるシーンは、僕のわがままで、テーブルにそっと腰掛けて演じさせてもらいました。頭で計算せず、五代として自然な流れで動くとこうなったんですね。このテーブルはセットなので重さに耐えられるものじゃなかったのですが、小道具さんがわざわざ補強をしてくださって。おかげで、テーブル越しの距離感を含め、五代の切ない心が表現できたんじゃないかと思っています。

あさノート24