あしたをつかめ～しごともくらしも～
地図制作会社　調査担当
小野村拓也さんの場合

主人公は、子供の頃から地図が大好きで、地図制作会社で働く25歳の男性。入社以来の仕事は「調査」。建物の名称や番地を1件1件現地で確認する野外作業だ。しかし、転勤した群馬県では、調査スタッフを支える内勤作業を命じられた。「調査をしたくてこの会社に入ったのに」…悶々とする彼は、調査スタッフの分担表作りを任された。悪戦苦闘する中、スタッフから貴重な助言が…。
コラム（瀬崎邦博）
主人公は地図制作会社で働く、入社4年目の25歳の男性社員です。この年の春に神奈川県から群馬県に転勤になりました。子供の頃から地図が大好きで、大学時代は地図を片手にフィールドワークに出ていた彼にとって、建物の番地や交差点の有無などを一軒一軒自分の目と足で確認する「調査」の仕事はまさに天職でした。しか、「新しい仕事」は、地図に関する最新情報を、役場や新聞から仕入れたりする「情報収集」の仕事でした。事務作業が中心で、これまでの「外勤」の仕事とは大きく違う「内勤」です。担当したのは、調査スタッフの分担表作り。複雑な作業に悪戦苦闘しますが、うまく完成するでしょうか？