放送日:11月8日(日)午後1:50〜3:00(70分)
海を渡った移民たち〜日本ブラジル外交関係樹立120年〜

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今から120年前の11月5日、日本とブラジルは日伯修好通商航海条約を結び、外交関係を歴史上初めて樹立した。ことしは120周年を記念し、各地で様々な行事が催されている。

長年にわたる両国の交流の中で、大きな位置を占めているのは「移民」である。労働力不足に悩む欧米列強の要請がきっかけで、1868年(明治元年)以来、特にハワイなどアメリカへの集団移民が盛んに行われたが、アメリカが移民を制限するようになり、渡航希望先として南米が浮上。政府への要望が高まり、時代の要請として外交樹立が果たされ、1908年第一回移民781名が笠戸丸に乗ってサントス港へわたった。

現在、ブラジルに住む日系人は海外で最大の約160万人。一方、日本に住むブラジル人も約18万人にのぼる。日本とブラジルは経済だけでなくスポーツや文化など様々な分野で交流を継続しており、来年開催されるリオデジャネイロ五輪が次回の東京五輪へと受け継がれるのも、両国の歴史を踏まえれば一つの象徴的な出来事といえる。二つの国の交流を支えてきた人々の人生とはどのようなものだったのか。

第一回移民から60年後。異国に夢を追う者たち136名が「あるぜんちな丸」という船に乗り込み、地球の裏側に人生のすべてを賭けた。彼ら移民たちのその後を追ったのが「NHK特集 移住20年目の乗船名簿・前編/後編」である。

番組では、移民や出稼ぎ労働者など海を越えた人的交流の歴史を振り返りながら、異文化への寛容性など、今後ますますグローバル化が求められる日本人が考えるべき問題を探る。

ゲスト
マルシアさん(歌手、女優、タレント)ブラジル・サンパウロ州モジダスクルーゼス市出身の日系三世。来日後、歌手やマルチタレントとして活躍。2015年、日本ブラジル外交関係樹立120周年にあたり、親善大使に任命される。
三田千代子さん(社会人類学博士)元上智大学教授(外国語学部ポルトガル語学科)。退職後は上智大学非常勤講師。サンパウロ大学大学院博士課程修了(哲学・文学・人文科学専攻)。頻繁にブラジルへ渡航し、日本移民に関するフィールドワークなどを行なう。著書に『「出稼ぎ」から「デカセギ」へ-ブラジル移民100年にみる人と文化のダイナミズム』など。

NHK特集「移住20年目の乗船名簿 前編」
(初回放送:1988年12月17日放送 総合 前編60分 短縮)

  • NHK特集「移住20年目の乗船名簿 前編」
  • NHK特集「移住20年目の乗船名簿 前編」

昭和43年、「あるぜんちな丸」で南米に移住した136人の日本人がたどった20年の歳月を、長期にわたり継続取材した映像をもとに描くドキュメンタリー。

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