放送日:8月23日(日)午後1:50〜3:00(70分)
軍艦島よ 永遠に〜未来に伝える“産業革命遺産”〜

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7月5日、ユネスコの世界遺産委員会は、日本の8つの県にまたがる23の施設を「明治日本の産業革命遺産」として世界遺産に登録することを決めた。施設は福岡・八幡製鉄所、三池炭鉱、長崎・端島炭鉱など。幕末における西洋技術の導入以来、非西洋地域で初めてかつ短期間のうちに遂げた飛躍的な発展に貢献したと、評価されたもので、日本では19件目となる。

中でも、昨今の廃墟ブームで観光客に人気で最も注目を集めているのが、長崎県の端島炭鉱跡、通称軍艦島である。明治、産業の発展を支える上で重要な石炭を採掘するために作られた人口の島で、1974年に炭鉱が閉山に伴って無人島となった。NHKにはその在りし日の活躍ぶりを記録したドキュメンタリー、そして閉山後の施設の老朽化を追った科学番組などがある。端島を入り口に今回指定された遺産の歴史的価値、功績とはどのようなものなのか。また遺構の状態はいまどうなっているのか。世界遺産に指定されたことでどう守られていくのか。

番組では、端島炭鉱跡に出向いて実際の保存状況などを見ていきながら、世界遺産を後世に伝えていくための課題について考える。

ゲスト
東儀秀樹さん(雅楽師)1959年東京生まれ。高校卒業後、宮内庁楽部に入る。宮内庁楽部在籍中は篳篥(ひちりき)を主に、琵琶、鼓類、歌、舞、チェロを担当。宮中儀式や皇居において行われる雅楽演奏会などに出演するほか、海外での公演にも参加、日本の伝統文化の紹介と国際親善の役割の一翼を担ってきた。 後藤惠之輔さん(長崎大学名誉教授)1942年福岡県生まれ。軍艦島の価値を学術的見地から捉えた「軍艦島学」を提唱、調査研究に取り組んでいる。軍艦島研究同好会発起人。著書多数。 加地英夫さん1932年端島(軍艦島)生まれ。端島に人々が住み豊かに暮らす時代から、閉山までを知る元島民。現在長崎・端島会の会長を務めている。

短編映画「緑なき島」
(初回放送:1955年11月17日 総合)

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軍艦島と呼ばれる長崎県端島炭鉱の、人工島における人々の生活。石炭採掘が盛んな頃、軍艦島は世界で最も人口密度の高い島であり、日本で初めて造られた高層の鉄筋コンクリート住宅で、島の人々が豊かに暮らす様子が描かれている。

「科学ドキュメント 風化する軍艦島」
(初回放送:1979年12月10日 総合 抜粋)

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1974年、軍艦島は閉山となり、あっという間に無人島となった。この島の住宅は日本初の高層団地。しかし、無人となるや閉山からたった5年で風化が進んだ。町づくりのあり方や、鉄筋コンクリートの建物の寿命を軍艦島でみる。

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