平成25年度の放送
放送:平成25年 12月8日(日) 午後13:50〜15:00(70分)


今年は作家・司馬遼太郎さん(1923.8.7〜1996.2.12)の生誕90年にあたる。
「龍馬がゆく」「国盗り物語」「坂の上の雲」など戦国・幕末・明治を扱った作品を手がけ、多くの作品が大河ドラマなどで映像化されるなど、広く人気を博した司馬さん。その創作活動の原点は戦争体験にあった。
司馬さんは大学在学中に学徒出陣で徴兵され、戦争と軍隊の理不尽さを目の当たりにした。いつから日本はこんな国になったのか? 以来、「日本とは、日本人とは何か」を追究することに生涯をかけることとなった。
NHKアーカイブスでは、司馬さんが他界した直後に放送されたドキュメンタリー番組から、彼が現代社会へ託したメッセージを読み解く。

※司馬遼太郎さんの「りょう」は本来は別の字(しんにょうに点がふたつ)ですが、コンピュータの環境により正しく表示できないため、便宜上「遼」の字を使っています。

ゲスト:
半藤一利さん(作家)
キャスター:桜井洋子アナウンサー



■ETV特集 シリーズ「司馬遼太郎の遺産」 第1回 「歴史からの視線〜日本人は何ものか〜」
(1996年4月1日放送 44分)
自らの敗戦経験を出発点に司馬遼太郎が終生追い続けた「日本とは」というテーマを、歴史・紀行作家、また批評家としての3つの側面から読み解き、遺産というべき「肉声」を伝えていく3回シリーズ。第1回は、作家としての個人史に深く関わる歴史文学の魅力と国家観を探っていく。

■ETV特集 シリーズ「司馬遼太郎の遺産」 第3回 「この国の行く末〜現代日本への遺言〜」より「二十一世紀に生きる君たちへ」
(1996年4月3日放送)
司馬さんは1987年の「韃靼疾風録」を最後に小説から離れ、随筆や評論を中心に現代社会にむけての発言に力を入れるようになった。そこには、日本という国の行く末に対する危惧があった。
1989年小学校の教科書向けに掲載された「二十一世紀に生きる君たちへ」は、未来を託す子どもたちへの思いが込められている。シリーズの締めくくりで紹介された佐藤慶さんの朗読に改めて耳を傾ける。

前のページへ 一覧ページへ 次のページへ