平成25年度の放送
放送:平成25年 10月13日(日) 午後1:50〜3:00(70分)
2020年の夏季オリンピック・パラリンピックの開催地が東京に決まった。1964年以来、56年ぶり2度目となる東京五輪である。
アジア初の開催となった前回大会では、開催にあわせて東海道新幹線が開業、また首都高速が整備されるなど、日本の戦後復興と国際社会への本格的な復帰を世界にアピールした。日本は金16個をはじめ、計29個のメダルを獲得し、敗戦で自信を失っていた国民を勇気づけた。実業団スポーツの発足や水泳や体操のスポーツクラブの普及など、日本スポーツ界に与えた影響は計り知れない。
前回大会で国民を熱狂させた競技のひとつが、10月23日に行われた女子バレー決勝。身体能力では及ばないソ連に対し、回転レシーブという独自のプレイスタイルで戦った“東洋の魔女”は、悲願の金メダルを獲得。決勝を中継したテレビの視聴率は80%を超え、日本中が歓喜に酔いしれた。
それから半世紀。高度成長を経て経済大国となった日本。スポーツを取り巻く環境も大きく変わった。スポーツ科学・文化が発展する半面、体罰やパワハラが問題になるなど、旧態依然とした体質が改善されずにいる。
新しいスポーツのあるべき姿とはなにか。新時代に望まれるオリンピックとはどんな大会なのか。アーカイブスに残る映像をひも解き、2020年の東京五輪を成功に導くため、なにが必要なのか考える。

ゲスト:
柳本晶一さん(アテネ・北京オリンピックバレーボール全日本女子チーム監督)
<1951年大阪府生まれ。前バレーボール全日本女子チーム監督(2003年2月〜2008年12月)。2010年4月より芦屋大学特任教授。東京五輪当時は中学1年生。テレビで“東洋の魔女”がソ連に勝利する瞬間を見て感動し、バレーボールに打ち込むようになった。監督としてチームを率いた2004年のアテネ五輪では5位、2008年北京五輪5位と健闘した。>
キャスター:桜井洋子アナウンサー



■ドキュメント スポーツ大陸 日本が沸いたあの時・スポーツ戦後60年 第2集 東洋の魔女 鬼の大松 コートの絆 (2005年6月11日放送 49分)
「黙って俺についてこい」。鬼と呼ばれた大松博文監督を信じ、青春の全てをバレーに捧げた6人の女たち。夜を徹して行われた厳しい練習を根性で耐え抜いた。日本中の期待を背負ってのぞんだ東京オリンピックでは宿敵ソ連を見事に破り、金メダルを獲得。敗戦から復興を遂げる日本のシンボルと称賛された。番組では、世界の頂点に立った東洋の魔女たちと大松監督とのあいだに堅く結ばれた絆を描く。

※その他、柳本晶一氏が率いた女子バレーチームのアテネ、北京五輪での活躍などを記録した番組や映像を紹介。

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