平成21年度の放送
放送:10月3日(土)午前10時05分〜11時53分(108分)
核兵器が存在する限り、私たちは常に核戦争の脅威にさらされている。
今から47年前、1962年10月に起こった「キューバ危機」では、人類は実際に全面核戦争の瀬戸際に立たされた。
今年、オバマ大統領が「核兵器のない世界をめざす」と発言し、核軍縮への期待が高まっているが、世界には現在も2万発以上の核弾頭が存在するのが実情。イラン・北朝鮮などへの核拡散の問題も出口が見えないままである。
特に、核保有を宣言し、ミサイル開発を進める北朝鮮の動向は、日本にとって最も身近な懸念。いったい、私たちは核の脅威とどう向き合っていけばいいのだろうか?
今回、キューバ危機の全貌に迫った番組と、ゲストの姜尚中さん(東京大学大学院教授)のお話を通して、不透明な時代への教訓を読み取る。



キャスター:桜井洋子アナウンサー/ゲスト:姜尚中さん(東京大学大学院教授)

NHKスペシャル「十月の悪夢 〜1962年キューバ危機・戦慄の記録〜」
 前後編1992年10月25日/10月28日放送

1962年10月、ソ連がキューバに建設したミサイル基地を巡って、米ソの対立は全面核戦争の瀬戸際にまでエスカレートした。「人類最悪の13日間」といわれた「キューバ危機」である。それからちょうど30年目、続々と公開され始めた機密文書を基に、危機の全貌を描いたのがこの番組である。旧ソ連側のミサイル輸送作戦の全容、ケネディ大統領のキューバ空爆宣言の演説予定稿などを初めて取り上げ、危機の回避が、決して冷静な政治判断ではなく、いくつかの偶然に助けられた結果であることを明らかにした。人類が核兵器を持つことの危うさを訴えるドキュメンタリー。
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