平成21年度の放送
放送:8月1日(土)午前10時05分〜11時25分(80分)
今年、91回目を迎える夏の甲子園。その歴史には数々の名勝負が刻まれている。中でも史上最高の名勝負と称されるのが、30年前に繰り広げられた箕島対星稜の一戦である。
延長16回裏、そのファールフライさえ捕れば、この試合は星稜の勝利で終わるはずだった・・・ しかし芝の切れ目につまずいた一塁手が捕り損ね、直後に箕島の起死回生の同点ホームランが飛び出すことに。結局、試合は延長18回、箕島がサヨナラ勝ちをおさめた。
3時間50分に及んだこの死闘は、「神が創った試合」とさえ呼ばれている。
なぜ、この試合は伝説になり得たのか?
そして、なぜ、彼らの戦いは今も色褪せないのか?
NHKアーカイブスに残された試合映像とその後を追ったドキュメンタリー、さらには30年後の当事者たちの今を取材することで、高校野球の魅力に迫る。



司会:桜井洋子アナウンサー&林家三平

にんげんドキュメント「球児たちの延長戦 25年目の星稜対箕島」2004年12月10日放送
加藤と森川の25年後は対照的だった。
「加藤」とは、延長16回裏にファールフライを捕り損ねた星稜の一塁手の加藤直樹さん。一時は野球を捨てたが、持ち前の明るい性格で悪夢を乗り越え、少年野球の指導者になっていた。
「森川」とは、その直後に起死回生の同点ホームランを打った箕島の6番打者の森川康弘さんのこと。大会後に極度の不振に陥り、やがて野球から疎遠になった。そんな2人が、伝説の試合から25年目に行われたOB戦に出場することに。未だ勝負のついていない球児たちの延長戦を追う。

そして、30年後の球児たち(新撮)
伝説の試合には、他にも様々なドラマが秘められていた。
208球を投げ抜き力尽きた星稜のエース・堅田外司昭さんは、試合後に球審からウイニングボールならぬ、思い出の白球を手渡された。
堅田さんはその後、「裏方として高校野球を支えたい」と審判の資格を取得。今年も、審判として甲子園のグラウンドに立つ。
それぞれが、あの試合を抱えながら生きた30年間。その思いを新たに取材し、多くの人が高校野球に熱い視線を送り続ける理由を探る。
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