平成18年度の放送
日本とドイツの戦争秘話
放送:3月11日(日)午後11時10分〜翌午前0時30分(80分)
敵国の捕虜への扱いといえば、人権無視や虐待が昔から問題になっています。しかし、今から90年ほど前の日本のある捕虜収容所では、彼らを人道的に扱い比較的自由な生活を許していました。1本目は、日本とドイツ兵捕虜の心温まるエピソードです。
2本目は、医者になる夢を捨てきれず60歳を過ぎてから夢を実現させた元高校教師のドキュメンタリーです。

■ETV特集「俘虜たちのシンフォニー 〜鳴門市・板東俘虜収容所〜」(45分)
 1994年(平成6年)7月26日放送
第一次世界大戦中、日本は当時ドイツ領だった中国・青島を攻め落とし多数のドイツ兵が捕虜として日本各地に送られてきました。当時徳島県鳴門市にあった板東俘虜収容所には約1000人が送られてきました。この収容所が他と大きく違うところは、捕虜たちへの人道的配慮により、2年10ヶ月にわたり収容所内はもちろん塀の外でも地元民との温かい交流を続けていたことです。
特に音楽活動は盛んで、1918年6月1日に日本で初めてベートーベンの「第九交響曲」の全楽章が収容所内の捕虜たちによって演奏されました。番組では収容所とドイツ兵との交流、そして戦後、ドイツ兵たちが残していった様々な技術や文化が地元の人たちに根付き、今も交流を深めている様子を紹介します。

語 り: 平瀬隆行
朗 読: 安藤ありさ
撮 影: 野村 誠
技 術: 小原真一/野田 淳
取 材: 上米良光一郎
音響効果: 細見浩三
構 成: 北村卓也
制作統括: 大阪敏章

■ドキュメント人間列島「誕生 〜64歳・新人医師〜」(30分)
 1984年(昭和59年)5月16日放送
27年間勤めた高校教師を辞め、夢であった医師になることをめざし京都大学医学部に入学した葛城四郎さん。医師国家試験に8回チャレンジし当時、最高齢の63歳で合格、念願の医師になることができました。年下の先輩医師に怒られながらも産婦人科などで2年間の研修を終え医師としてスタートする新米医師のひたむきな姿を描きます。

語 り:小松方正
P D:上村和彦
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