平成17年度の放送
環境アーカイブス
放送:2月6日(月) 午前0:00〜午前1:20(80分)
公害問題が注目されるきっかけとなった水俣病の公式確認から今年で50年がたちます。
今年、「NHKアーカイブス」では次々と起こった公害問題や、環境への意識の高まりなどをNHKがこれまでに制作した番組を「環境アーカイブス」として再び放送することで、次世代に残していく地球環境について考えるきっかけにしたいと考えています。

2月の「環境アーカイブス」では水俣病のいわゆる未認定患者の問題を解決しようとして行われた1995年の政治決着についての番組と、水俣に続いて新潟で発生した水銀中毒、新潟水俣病の経過を追った番組をお送りします。

■ETV特集「苦渋の決断〜水俣病 40年目の政治決着」(45分)
 1995年(平成7年)10月19日放送
放送当時、水俣病の確認から40年近くが経過していました。しかし、水俣病と認定された人と同じ症状を示しながら、水俣病として認定されない、いわゆる未認定患者の問題はまだ解決されていませんでした。1995年、この問題を解決するべく、政府が提案したのが、一定の補償金と、医療費の補助を行う代わりに、認定を求める請求を取り下げ、国などの責任を問わないという政治的な決着でした。
日常生活を困難にする症状に苦しんでいた未認定患者には医療補助などはありがたいものでした。しかし、一方で、水俣病であるという認定を受けることを放棄することには迷いもありました。
この政治決着を受け入れるか否かで葛藤する患者たちの姿を描きます。

【語り】
本多 和子
清水 紀雄

【制作スタッフ】
○撮影: 梶川 和義/本田 清司
○音声: 豊泉 利夫
○照明: 具志堅 明/久谷 正志
○技術: 幟持 弘
○音響効果: 細見 浩三
○編集: 春日 紀範
○取材: 牧野 望/古賀龍 威智郎
○構成: 桑野 太郎
○制作統括: 岩下 宏之/山之城 竜彦

■ふるさとネットワーク「阿賀野川激流の20年」(28分30秒)
 1985年(昭和60年)8月25日放送
水俣病の確認から、10年近くがたって、新潟県の阿賀野川流域でも同様の症状を示す人が確認されました。第2水俣病、新潟水俣病と呼ばれる新潟の水俣病の確認でした。
その発見から20年がたった1985年、それまでの20年間の新潟水俣病の経過や患者の姿、そして熊本と同様、新潟にも多くいた未認定患者の苦しみを追った番組です。

【制作】
藪下 真宏
池田 龍也

【ナレーター】
佐竹 盛徳
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