平成17年度の放送
春、自然の息吹
放送:4月10日(日) 午後11:10〜翌午前0:30(80分)
今週は、大自然の中でたくましく生きる人間と鳥を紹介する番組をお送りします。
奥羽の雪深い山中で伝統的な狩りの作法を守りながら、ひたすら獲物を追うマタギの世界を描いたドキュメンタリーとカッコウの生態を丁寧に追った大変珍しい映像の自然番組です。

■NHK特集「奥羽山系 マタギの世界」(45分)
 1987年(昭和62年)6月7日 放送
秋田県阿仁地方で古くからの伝統と独特の信仰を守りながら狩猟を生業として生きてきた狩猟集団「マタギ」。そのマタギのシカリ(統領)を長く務めてきた松橋金蔵さん(当時81歳)は、今春のクマ狩りを最後に引退を決意しています。最後の狩りを前に松橋さんは、若い弟子たちに狩りの手法を教え、マタギの伝統を次の世代に引き継ごうとします。マタギたちが自然の中で見せる未知なる習俗を解き明かしながら、マタギの世界を紹介します。

【語り】
 福田 豊土

【制作スタッフ】
○取材: 小南 佳一/東野 良/内川 茂也/小林 志行/宮本 達也/ 田中 文弥
○技術: 長壁 正文/阿部 晃朗/長 久二
○編集: 角田 滋夫
○効果: 尾上 政幸
○構成: 川添 武明/中田 健太郎
○制作: 島津 隆夫

■日本動物記「カッコウ」(29分)
 1986年(昭和61年)7月25日 放送
「托卵(たくらん)鳥」とも呼ばれるカッコウは、自ら巣を作らず他の種類の鳥に卵を産みつけて、その鳥にヒナを育ててもらいます。メスのカッコウは、オオヨシキリやオナガが巣作りする頃から物かげにひそんで托卵の機会を狙い、親鳥が巣を空けた間に飛び込んでその巣の卵を盗み、そこに自分の卵を生みつけるのです。その卵は、他の卵より早くふ化して、他の卵を巣の外へほうり出し、その巣の親鳥からもらうエサを独占して成長します。番組では、カッコウのこの特異な習性を長野県の千曲川を舞台に、超小型カメラを使った長期取材によって克明に紹介します。

【語り】
 千田 正穂

【制作スタッフ】
○撮影: 坂元 友芳
○音声: 井沢 隆
○効果: 松崎 州男
○編集: 大橋 冨美子
○構成: 團 浩一
○制作: 二村 坦孝
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