平成15年度の放送
人々に愛された風景
放送:6月1日(日)午後11:10〜翌午前0:30(80分)
■NHKスペシャル「世界一愛されたウサギ 〜イギリス ピーターラビットの田園から〜」
 1989(平成元年)8月20日放送:49分
 1901年の出版以来、現在まで世界中から愛されている絵本「ピーターラビット」。そのピーターラビットの故郷は、イギリスでも最も美しい場所と言われる湖水地方です。その名の通り大小100を超える湖が点在する湖水地方、その風景はピーターラビットが 生まれた100年前とほとんど変わっていません。その理由は、ピーターラビットの作者ビアトリクス・ポター(1866〜1943)が、絵本で得た収入をつぎ込み、湖水地方の広大な土地を買い取り、その保存を計ったからです。ポターは生涯に渡り、湖水地方の自然と生き物たちをこよなく愛しました。
番組では、作者ポターの知られざる生涯をひも解きながら、ピーターラビットの生まれた経緯や、彼女が愛した美しい湖水地方の風土を紹介していきます。

【協力】
Frederick Warne
NATIONAL TRUST
福音館書店
ウォーク
石井ももこ ( 絵本ピーターラビット和訳 )

【制作スタッフ】
ピーターラビットの声: 森本レオ
語り: 桜井洋子
作曲指揮: 若松正司
演奏: 東京室内楽協会
撮影: 前田泰次郎
技術: 岩崎康彦/本石武夫/多忠貴
効果: 小野さおり
編集: 桑原仁志
取材: 工藤真理子
構成: 諏訪雄一
制作: 須磨 章/小林孝雄
共同制作: NHKクリエイティブ

■ふるさとのアルバム「椎の木とニュータウン 東京・多摩丘陵」
 1983(昭和58年)3月21日放送:10分
 多摩ニュータウンは、昭和40年代、東京のベッドタウンとして30万人が暮らす広大な住宅地計画としてスタートしました。番組が取材したのはそれから18年後、ニュータウン計画は20%まで進み、すでに7万人の人々が暮らし始めていました。武蔵野の雑木林が拡がっていた多摩丘陵はすっかり造成され、かつての面影はありません。その片隅に、残された樹齢600の巨大なシイノキ。平久保(びりくぼ)のシイと呼ばれる巨木は、急激に変わっていく風景の中でじっと立ちすくんでいます。

 ふるさとのアルバムは、全国のNHK放送局が地元の話題を紹介した10分のミニ番組でしたが、その特徴は全てスチール写真で構成されたことでした。今回ご紹介する「椎の木とニュータウン」では、1983年、変わりゆく当時の東京郊外の様子をスケッチしています。

【トピックス】
 平久保のシイは高さ25m、幹周り約5.9mのスダジイで、推定樹齢500〜600年、東京都の天然記念物に指定されています。京王多摩センターから東南に約1.5キロ、東落合小学校の側にある平久保公園で見ることができます。

【番組制作スタッフ】
語り: 国井雅比古
構成: 馬場朝子
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