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長崎県の五島列島、そして東京・原宿。
ふるさとと、都会とのあいだで、自分を見つめ揺れ動く若者たち。
激動の時代が収束し、時代が落ち着いていく中で、若者の心と生き方を描いた2本のドキュメンタリーです。 |

■新日本紀行「歌が生まれて そして」
29分/1976年(昭和51年) |
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1974年(昭和49年)、歌手 荒井由実(松任谷由実)さん作曲の歌が、高校の愛唱歌に採用された。音楽の教科書にも載った「瞳を閉じて」である。
きっかけは、当時彼女がDJをしていたラジオの深夜放送に宛てて、長崎県五島列島奈留島に住むひとりの女子高生から「自分たちの校歌を作って下さい」との手紙が届いたことであった。それに応えてユーミンが作った曲は、優しい潮風に包まれる美しい風景とともに、そこを後に都会に出てゆかなくてはいけない級友たちへの思いが込められていた。番組は、互いに離れてもいつまでも心に生き続けるひとつの歌を軸に、自然溢れる五島の風土とたくましく生きる若い人々の姿を綴っていく。
【一口メモ】
荒井由実(松任谷由実)さんの「瞳を閉じて」はsweet, bitter sweet〜YUMING BALLAD BESTまたはMISSLIMというアルバムに入っています。シングルでは、発売されていません。
掲載された音楽の教科書は、教育出版株式会社「高校音楽I」です(平成8〜10年版にて確認)。
語り: |
福本義典 |
撮影: |
宮崎泰明 |
音声: |
岡田光正 |
編集: |
小笠原昌男 |
効果: |
秋澤勝 |
構成: |
河本哲也 |
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■若い広場「原宿24時間」
50分/1980年(昭和55年) |
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1980年(昭和55年)、東京・原宿。
原色のハッピ風ガウンにハーレムパンツを身にまとい、音楽にあわせて踊る「竹の子族」と呼ばれる若者たちが登場した。彼らは、中学や高校の生活に満たされず、自由に自己表現できる場を求めて、全国から原宿の歩行者天国にやってきた。しかし1年後、彼等の姿はなぜか消え、バンド族など別のグループが広場を埋めるようになった。「竹の子族」へのインタビューや生態を追いながら、彼らの思いに迫る。
撮影: |
吉野兼司/松原武司 |
編集: |
梶野武利 |
効果: |
関 晶夫 |
構成: |
河本哲也 |
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