平成14年度の放送
経済大国を支えた人々
放送:4月7日(日)23:40〜翌1:05(85分)
敗戦後、焦土と化した日本は、奇跡の復興と高度経済成長を遂げ、経済大国へと急速に成長してきました。
そこには、リーダーとして牽引したカリスマ的人物と、陰で支えてきた多くの人々がいました。
経済大国日本を作り上げた人々にスポットをあてた2本のドキュメンタリーお送りします。

■NHK特集「85歳の執念 行革の顔 土光敏夫」
 44分/1982年(昭和57年)
現在、国債発行残高の見込みは414兆円にのぼっている。発行残高が82兆円だった1981年(昭和56年)当時でさえ、「国家財政は危機に瀕している」といわれていた。この局面を打開すべく生まれたのが「第二次臨時行政調整会」、通称「臨調」である。会長は、「増税なき財政再建」を目指す土光敏夫であった。戦後日本の財界を引っ張ってきたその華やかな経歴とは裏腹に、土光の私生活は極めて質素なものだった。番組はその日常に密着し、行政改革に執念を燃やす土光敏夫の姿を描く。

【一口メモ】
妻と二人暮しの夕げは、メザシに麦飯。国民に「メザシの土光さん」のイメージを定着させたのは、この番組からであった。

語り: 石野 倬
撮影: 清泉吉宏
録音: 滝川雅己
編集: 児玉達也/久保 守
効果: 斎藤 実/後閑剛一
構成: 布谷洋勝/倉見芳和

■ドキュメンタリー「定年・その日…」
 30分/1977年(昭和52年)
1977年(昭和52年)3月、各地で定年式が行なわれ、多くの人たちが慣れ親しんだ職場を後にした。いずれも青春時代に戦争を体験し、戦後日本の復興から高度経済成長の時代をその縁の下で黙々と支えつづけた人たちである。大手鉄鋼メーカーの課長、造船所の溶接工、刑事、旅客機のパイロット、都庁の運転手、5人にスポットをあて、それぞれの定年の日を追う。職場での最後の勤めを終え帰宅した夫を迎える妻。二人だけのささやかな宴。どの顔も一抹の淋しさをたたえながら、仕事を終えた満足感にあふれているのが印象的だ。

語り: 中西 龍
撮影: 溝口嘉助
録音: 秋葉寿郎
編集: 池野忠央
効果: 奥田一重
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