【NHKアーカイブス・スペシャル】
日本人が忘れてきたものは何か
放送:1月6日(日)23時25分〜翌0時40分(75分)
「山椒魚」をはじめ、「ジョン萬次郎漂流記」「黒い雨」など独特のユーモアと哀感とが底に流れる文体で、独自の文学世界を確立した作家・井伏鱒二。
その人となりは、小説と同じく静かで包容力に満ち、多くの作家が彼を慕い井伏の住む荻窪に集まりました。
現在も人々を魅了し続ける井伏文学の秘密とは何か…。
ゲストに「黒い雨」を映画化した監督今村昌平さんを招き、在りし日の井伏氏との交流や井伏文学の魅力を語ります。
■NHK特集「井伏鱒二の世界 〜荻窪風土記から〜」
49分/1983年(昭和58年)
作家・井伏鱒二に初めて密着したドキュメンタリー。
「荻窪風土記」を上梓して間もない井伏氏の日常をカメラは追う。ある日訪れたのは、作家の開高健。井伏鱒二を師と仰ぎ、釣り友達でもあった開高氏は、「時代がデリケートでモノを書く野蛮さが沸かない」と嘆く。それに対して井伏氏はただ「とにかく書けばいいんだよ」と静かに答えた。
明治、大正、昭和と数々の名作を著し、常に自然体で飄々と生きた「井伏鱒二」。その世界に迫る。
朗読:
日下武史
撮影:
葛城哲郎
技術:
山崎 彰/沢田泰典
効果:
後藤伸行
編集:
鈴木良子
構成:
富沢 満/菅谷耕次
制作:
松尾 伸