シリーズ原子力 第1回・原子力 秘められた巨大技術 第2回・原子力をめぐる白熱の議論 第3回・チェルノブイリ原発事故の教訓 第4回・地球核汚染・被爆国日本の視点 エコチャンネル
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東日本大震災による東京電力福島第一原子力発電所のレベル7という深刻な事故。いまだに収束せず、放射能の影響は大きな範囲に広がっています。
NHKアーカイブスには、原子力の問題についてNHKが独自に取材・報道した番組が、1300本以上も残されています。1979年のスリーマイル島事故や1986年のチェルノブイリ事故の検証、そして被爆国日本の視点から核汚染そのものを問う番組など多様で、豊富な海外取材に基づき、当時の原子力問題の最先端に迫った番組もたくさんあります。とくに、大事故の検証番組は示唆に富むものが多く、福島の問題に直面している今の私たちに新たな視点を与えてくれます。
NHKアーカイブスでは、こうしたNHKの原子力番組を4回にわたってシリーズでお届けします。過去の番組をフクシマ後の視点で見つめることで、改めて“エネルギーと放射能”という二面性を持つ原子力の問題を考える多様な素材を提起していきます。

キャスター:桜井洋子アナウンサー
コメンテーター:小出五郎(科学ジャーナリスト)

シリーズ原子力4地球核汚染・被爆国日本の視点

総合テレビ/3月4日(日)午前2:50〜4:00【3日(土)深夜】(70分)
■紹介番組
NHKスペシャル「調査報告・地球核汚染〜ヒロシマからの警告〜」
(初回放送:1995年8月6日/89分)※約60分に編集
シリーズ最終回となる4回目は、被爆国日本の視点から、原子力による放射能汚染の問題を捉えたNHKスペシャルをお伝えする。放射能による汚染は、チェルノブイリの悲劇にとどまらず、人類が生んだ核兵器とその実験によって、世界各地に被ばく者を生んできた。アメリカの核兵器製造施設、北極圏、マーシャル諸島などで放射能と向き合う人々は、情報を知らされることなく多大な苦しみを受けてきた。広島で記者生活をスタートしたノンフィクション作家の柳田邦男さんの視点で、半世紀にわたる核汚染と被ばくの現実に迫ったこの番組を通して、放射能や核の問題にいま、ひとりひとりが改めて目を向けることの大切さについて考えていく。


シリーズ原子力1秘められた巨大技術

総合テレビ/3月2日(金)午前1:45〜2:55【1日(木)深夜】(70分)
1回目は、1981年にNHKが総力を挙げて取材したNHK特集「原子力 秘められた巨大技術」の3回シリーズから、「これが原子炉だ」「安全はどこまで」を抜粋してお伝えする。1979年のスリーマイル島の事故、そして81年の敦賀原発の事故隠しの問題を受け、当時のNHKは、勝部領樹キャスターが、自ら福島第一原子力発電所の内部やスリーマイル島原発の内部を取材するなど、多角的にこの問題を掘り下げた。事故の教訓はどのように活かされているのか、今となっては、きわめて貴重な映像が含まれている二つの番組を視聴し、この問題について考える。
■紹介番組
NHK特集「原子力 秘められた巨大技術(1)これが原子炉だ」(初回放送:1981年7月10日/79分)※約25分に編集
NHK特集「原子力 秘められた巨大技術(2)安全はどこまで」(初回放送:1981年7月17日/49分)※約30分に編集
※シリーズとして第8回放送文化基金賞奨励賞

シリーズ原子力2原発をめぐる白熱の議論

総合テレビ/3月3日(土)午前1:15〜2:25【2日(金)深夜】(70分)
■紹介番組
NHK特集「いま原子力を考える」
(初回放送:1981年8月3日/79分)※約55分に編集
2回目は、秘められた巨大技術シリーズへの視聴者の反響を受けて制作された1981年のNHK特集「いま原子力を考える」をお伝えする。これは、当時としては画期的な、原子力推進派と原子力反対派がスタジオで1対1で真っ向から原子力について議論するという討論番組である。原発推進派から森一久さん(日本原子力産業会議・専務理事)、反対派から久米三四郎さん(大阪大学理学部講師)が出演。安全性やコストから軍事利用の危険性に至るまで議論を繰り広げた。30年前にもかかわらず、原子力の本質をとらえた議論で、その明快な論点はフクシマ後の今聞いても示唆に富む。

シリーズ原子力3チェルノブイリの教訓

総合テレビ/3月4日(日)午前1:20〜2:49【3日(土)深夜】(89分)
■紹介番組
NHK特集「調査報告 チェルノブイリ原発事故」
(初回放送:1987年3月14日/53分)
※ふくしま会議が開かれる福島大学にて、現地収録。
3回目は1986年4月に起きたチェルノブイリ原発事故。NHKでは、プロジェクトチームを結成し事故を分析するとともに、高性能のポータブル放射能測定器で、北欧から南欧までの重度汚染地帯を調査するなど、2回シリーズで事故の核心に迫った。ソビエト連邦の時代、なかなか情報が出てこないなかで、世界の科学者と連携し、放射能の実態を明らかにしようと取り組んだ姿勢は国際的にも高く評価され、第27回モンテカルロ国際テレビ祭ゴールデン・ニンフ賞、レーニエ3世賞、国際批評家賞を受賞した。今回は、1986年に放送されたものを総集編にして受賞した53分版をご覧いただく。また11月11日〜13日に福島で開かれる国際会議「ふくしま会議」のため来日するチェルノブイリの医師ジミナ・ナジェージダさん(ベラルーシ共和国ゴメリ州)をゲストに招き、その後のチェルノブイリの状況などをアーカイブス映像を交えて伺いながら、改めてこの事故の教訓を考える。
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