2018年10月24日 (水)これぞ職人技!ふるさとの工芸品


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 ものづくり大国・日本。地元でとれる素材を生かし、代々受け継がれてきた伝統の技によって生み出される工芸品が、全国各地にあります。「みちしる」の動画の中から、あなたお気に入りの「ふるさとの工芸品」を探してみてはいかがですか?

■曲げわっぱ(秋田県)

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 秋田県大館市の伝統工芸品「曲げわっぱ」。天然の秋田杉の木目を生かし、手作りで仕上げる逸品です。曲げわっぱにご飯を入れると、余計な水分が抜け、ほのかな木の香りをまとって、よりおいしくなるといわれています。

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 80度のお湯に浸し、熱と水分でやわらかくした秋田杉の板を、熱いうちに素手で曲げて作ります。職人の厚い手の皮が、なめらかな曲線を生み出していきます。

■南部鉄瓶(岩手県)

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 岩手県盛岡市は、良質な鉄が採れることから、古くから鉄器の産地でした。中でも有名なのが鉄瓶。江戸時代、この地を治めていた南部氏の名前をとって「南部鉄瓶」と呼ばれています。鉄瓶は使い込むと内側に水のカルシウムが付着します。これが水の匂いをとり、おいしい湯が沸かせるようになるといいます。

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 鉄瓶の表面に規則正しく並ぶ突起模様。南部鉄瓶の代表的な模様で「霰(あられ)」と呼ばれています。これは、粘土で作った鋳型に、細い金属の棒で均一に穴を一つ一つつけることによってできます。まさに熟練の技によって生み出される模様です。

■箱根 寄木細工(神奈川県)

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 日本有数の観光地・箱根。旅の最後を飾る土産品として人気なのが伝統工芸品の「寄木細工」です。色や質感の異なる木材を組み合わせて生まれる様々な模様。箱根の豊かな森が育んだ天然の木肌を生かして作られています。

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 寄木細工の伝統的な模様「麻の葉」。均一に切り出した三角柱をいくつも組み合わせることによって生み出されます。丁寧な手作業のなせる技です。

■高山茶筌(奈良県)

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 「高山茶筌」は、奈良県生駒市高山地区で、室町時代から500年もの間作られてきた伝統工芸品です。高山茶筌の製法は、高山地区で「一子相伝の技」として受け継がれてきました。

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 茶筌で重要なのは、抹茶をかき混ぜる「穂」という部分です。手ごろな太さの竹の先を小刀と手で裂き、わずか0・5ミリの穂を160本作っていきます。竹の割れやすい特性を熟知した職人の細やかな仕事です。

■螺鈿細工(沖縄県)

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 漆器を彩る「螺鈿細工」。沖縄の伝統工芸です。螺鈿細工を施した琉球漆器は、日本の武家や中国の貴族たちに愛されました。

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 螺鈿の材料は、沖縄の海でとれる夜光貝。殻の表面を磨くと七色に輝く真珠層が現れます。その表面を薄く切ったものを使います。図柄にあった色の部分を切り出して、漆器に貼り付けていきます。繊細な作業で生み出される工芸品です。

投稿時間:11時00分


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