2018年10月10日 (水)堪能! 秋の味覚


topkuri.jpg

 日本には、秋に収穫期を迎える食材が数多くあります。地域ごとに育まれた伝統の味から、近年になって作られ始めた名産品まで、さまざまな食材が人々の舌を楽しませてくれます。食欲の秋。「みちしる」の動画の中から、とっておきの秋の味覚を探してみませんか。

■川越のサツマイモ

imosamune.jpg

 埼玉県川越市。寛政年間(1700年代末)、江戸で起きた焼き芋ブームで、川越はサツマイモの一大産地になりました。価格が安く庶民でも手の届く、数少ない甘くておいしい食べ物だった事から評判になり、当時は「川越イモ」とも呼ばれていました。

tuboyaki.jpg

 江戸時代の焼き芋の面影を伝える「つぼ焼き屋」では、つぼの中にサツマイモを針金でつるして焼きます。つぼの底の部分に炭を入れて、火をくべます。イモはつるされているので、直接炭火に当たることはありません。表面の皮が焦げないのでカルシウムたっぷりの皮ごと食べられます。

■茨城の栗

kurisamune.jpg

 栗(くり)の栽培が盛んな茨城県。収穫高も栽培面積も日本一を誇ります。収穫の最盛期は9月上旬から10月中旬にかけて。茨城県内での栽培は、明治30年頃から始まったとされており、盆地特有の昼夜の寒暖差のある気候などが、栗栽培に適しています。

kuri.jpg

 収穫した栗は、冷蔵庫で貯蔵します。栗は0度近くまで冷やされると、凍りつくのを防ぐためにデンプンを糖分に変えます。2週間の冷蔵で糖分は2倍、1か月で3倍まで増えます。

■福島のあんぽ柿

anpogakisamune.jpg

 阿武隈川の中流、福島県の伊達市梁川町の山あいにある五十沢(いさざわ)地区は干し柿の名産地です。秋から冬にかけ、柿を干す風景があちこちで見られます。「吾妻おろし」と呼ばれる風にあて、干し続けること、1か月半。渋みが抜け、甘みが濃縮された「あんぽ柿」ができあがります。

■山形のカブ

kabusamune.jpg

 山形県最上地方では、冬を越すための保存食として江戸時代からカブが大切に守られてきました。秋の深まる11月に収穫されます。

kabu.jpg

 「山をひとつ越えると違うカブがある」と言われるほど、たくさんの種類がある個性豊かなカブ。漬け物などにして冬に備えます。

■千葉の落花生

rakkaseisamune.jpg

 9月から10月に収穫期を迎える落花生。明治時代から落花生が栽培されている千葉県。国産の落花生の7割以上を占め、日本一の生産量を誇ります。花が散ると茎の先端がなぜ土の中にもぐるのか? いまだに謎のままですが、煎(い)ってもゆでてもおいしい落花生です。

■小豆島のオリーブ

oriibusamune.jpg

 日本最大のオリーブの生産地、瀬戸内海に浮かぶ香川県の小豆島。10月から11月にかけて収穫の時期を迎えます。明治時代、政府は国策としてオリーブオイルの国内生産を計画。国内3か所でオリーブの試験栽培を始め、そのうち、小豆島のオリーブだけが、実を結びました。島では、一般の家庭でもオリーブを栽培しています。

oriibusinzuke.jpg

 油を絞るだけではなく塩水に漬け込んだ、オリーブの新漬け。収穫したばかりの新鮮な実でしか作れない、島自慢の秋の味覚です。

■秋田の食用ほおずき

hoozukisamune.jpg

 食用ほおずきは、観賞用とは種類が異なり、さわやかな酸味とトロピカルな甘みが持ち味のフルーツです。栽培が始まったのは80年代中頃から。収穫期は8月から11月下旬と長く、今では上小阿仁村(かみこあにむら)の特産品となっています。

投稿時間:11時00分


ページの一番上へ▲