水害関連番組

※各番組の内容は、放送当時の表現になっている場合があります。ご了承ください。

  1. NHKスペシャル首都水没

    初回放送:2010年9月1日放送

    国は2010年4月、地球温暖化などの影響で大規模水害が東京を襲い、首都が壊滅する危険があるとする報告書『首都圏水没』を公表した。集中豪雨で荒川や利根川の堤防が決壊、はんらんした濁流が住宅街や地下空間を襲うというのである。下水道から雨水があふれる「内水はんらん」、雨水が集まって水路と化す地下鉄線路、決壊する土の堤防、逃げまどう避難者たち…開発を進めた結果、首都は水に対してかえって無力になっている。番組では、報告書に基づいて「首都水没」の危険を検証、自治体の垣根を超えた広域避難などの対策を探る。

  2. NHKスペシャル“夢の丘”は危険地帯だった 〜土砂災害 広島からの警告〜

    初回放送:2014年10月31日放送

    2014年8月、広島市で豪雨による土砂災害が同時多発的に発生、74人が亡くなった。被災したのは主に、高度経済成長期以降に谷筋に開発された住宅地。夢のマイホームが土石流に襲われ、宅地開発の危険が浮かび上がった。開発はどのように進んだのか、危険性は認識されなかったのか、何が被害を拡大させたのか、再発は防げるのか…全国に共通する土砂災害の危険性を、被災地の取材から考える。

  3. クローズアップ現代+検証・西日本豪雨 〜何が生死を分けたのか〜

    初回放送:2018年7月31日放送

    2018年夏の西日本豪雨は、死者が200人を超えた。大規模な浸水で51人が犠牲になった岡山県倉敷市真備町では、その9割が高齢者だった。行政の避難情報だけでは避難が進まない実態がある。また、犠牲者が最多だった広島県では、その4年前の土砂災害を教訓に対策を進めていた地域で被害が起きた。それはなぜか、生死を分けたのは何だったのか、避難情報のあり方、住民の日頃の自覚などを考える。

  4. プロジェクトX 挑戦者たち絶体絶命 650人 決死の脱出劇
    〜土石流と闘った8時間〜

    初回放送:2001年9月18日放送

    平成5年8月6日、鹿児島で未曽有の大災害が起きた。100年に一度といわれる集中豪雨で、死者・行方不明者が49人にのぼった「8.6水害」である。この時、国道10号線とJR日豊本線が崖崩れで寸断し、渋滞中のドライバーと、列車の乗客あわせて650人が竜ヶ水駅前に取り残された。番組では、警察官の有村新市さんたちの決死の誘導による8時間の奇跡と言われた脱出劇を、再現映像を交えて時間の経過を追って紹介する。