2007年6月の放送
6月30日(土)午前11:00〜11:39
人情はぐくむ商店街 〜東京 世田谷〜
東京都世田谷区三軒茶屋に懐かしい風情の残る下ノ谷商店街がある。昭和53年の新日本紀行では、スーパーに対抗しようと始めた朝市の賑わいや、町にやってくる紙芝居、祭りの準備など、150mほどの通りで肩を寄せ合うように暮らす人たちの暮らしが描かれた。あれから29年。商店街に残る店はわずかとなり、店主も高齢化している。客が減り続ける商店街で町おこしの活動に奔走する若者や、かつての商店街の姿を次世代に残そうとする長老の取り組みを描く。
6月23日(土)午前11:00〜11:39
木曽馬物語 〜長野県 開田高原〜
木曽馬の里、長野県木曽町開田高原。戦前、強い馬をつくろうと、ほかの馬と交配させたため、純血種の木曽馬が激減。昭和50年の新日本紀行では、最後の純血種となったオス馬・第三春山号の子孫を増やす努力をする保存会の人たちの姿が描かれた。その後、20頭まで減った木曽馬は、現在150頭ほどに増えた。高齢化する保存会では、2人の若者が次世代を担おうとしている。開田高原の人たちと、家族同然の木曽馬との日々を追う。
6月16日(土)午前11:00〜11:39
山里に人形が生まれた 〜福島県 三春〜
室町時代中期から江戸時代にかけて栄えた城下町、福島県三春町。町の郊外にはデコ屋敷と呼ばれる集落があり、三春駒や三春人形、張子面を作っている。昭和49年放送の新日本紀行では桜が咲き誇る三春町とデコ屋敷の人々が紹介された。あれから33年。デコ屋敷は多くの観光客が訪れる観光地となった。伝統を守り伝えようと努力する職人と、伝統を残しながらも新しい人形作りに挑戦しようとする若者たち。それぞれの人形作りにかける姿を追う。(三春町は現在、市町村合併で三春町と西田町に分かれている)
6月9日(土)午前11:00〜11:39
湯けむり 秘湯の旅 〜栃木県 那須高原〜
栃木県の北部、那須高原にある茶臼岳を越えてさらに山深く進むと秘湯で知られる三斗小屋温泉がある。山道は険しく地元でも訪れる人は少ない。28年前、麓に住む2人の女性がこの秘湯を目指して一緒に旅をした。快活で誰からも好かれる70歳を過ぎた2人は、湯治場で様々な人との触れ合いを経験していく。いま同じ道を旅すると、どのような出会いがあるのだろうか。28年前と今を対比しながら湯を愛する人たちの暮らしを訪ねる。
6月2日(土)午前11:00〜11:39
受け継がれる 芭蕉の心 〜三重県 伊賀上野〜
三重県の伊賀市上野は忍者の里。そして俳人、松尾芭蕉の生誕の地。昭和45年放送の新日本紀行では、俳画の名人と言われた壺井常夫さんと弟子の大野利江さんの取り組みが紹介された。しかし、その後大野さんは俳画を断念し、壺井さんは去年の5月に亡くなった。今、大野さんが打ち込んでいるのは俳句である。大野さんは、芭蕉の境地に近づこうと俳画一筋だった壺井さんの生き方を、俳句を通して見つめていこうとしている。