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| 連休序盤の5月2日(土)〜3日(日)、NHKアーカイブス恒例の5月大型連休のイベントが開催されました。今回のテーマは教育テレビの看板番組『中学生日記』の特集。両日とも爽やかな五月晴れに恵まれる中、たくさんの皆さんが訪れました。 |
誰もが青春時代、共感し、影響を受けた『中学生日記』。今年で48年目を迎えますが、放送開始からずっとNHK名古屋放送局で制作しています。出演するのはすべて地元の中学生たち。子どもたちのありのままの姿を、彼らを取り巻く家庭や社会事情とともにストレートに描き、各時代にさまざまな反響を呼び起こしています。 出会いの広場では、こうした『中学生日記』の足跡を、印象的な番組映像と社会の出来事とをリンクさせ、わかりやすく年表にして展示しています。歴代の先生・生徒の写真、制服や名札も置かれ、来場者は番組のエピソードをもとにした「ものしりクイズ」の回答用紙を手に、熱心に展示物を見つめていました。「ちょっと難しいね」と話しながら回っているのは、自転車で来たという市内の親子。「地域の新聞とか小さな記事をよく読むと、答えが見つかるよ」と小学校4年生の男の子がうれしそうに教えてくれました。隣接するカフェは、南浦和中出身のアーティスト、堀元一さんが中学の教室をダンボールなどで再現し、1960年代当時の中学生活や学校内外の風景を描いた懐かしい絵も展示してくれました。 『中学生日記の半世紀』展は6月30日まで開催中。ぜひお出かけください。 |
![]() 『中学生日記』の名場面や名セリフを集めたコーナー ![]()
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![]() 活弁の魅力を語る片岡一郎さんと麻生子八咫さん ![]() ふたりの軽妙な掛け合いに場内には笑い声が |
![]() イベント初日の2日は、SKIPシティ ビジュアルプラザの映像ホールに、活動写真弁士が登場。映画解説や芸能番組で活躍中の片岡一郎さん、麻生子八咫さん、ともに活動弁士界の若手ホープ二人が、1950〜60年代の埼玉県ゆかりのニュースやNHKの短編映画を、軽妙な話術で語りました。川口の街を紹介する「おもちゃの工場」「川口オートレース」、季節の話題「春は桜から」など、NHKアーカイブスと彩の国ビジュアルプラザに保存されている貴重な映像が、多彩な演出で鮮やかによみがえります。浦和市から来た60代の女性は、「あんなに若い弁士さんが今もいるなんて」と感心した様子。「とくに、最後のNHK短編映画は、電話が普及した当時の頃を思い出して楽しかったです」と話してくれました。 |
2日はおなじみ、鳩ヶ谷ほっとすてーしょんによるパンと野菜の販売。また、両日のアーカイブス保管庫見学ツアー、色とりどりの季節の花鉢が並ぶ安行の植木即売会(JAあゆみ野)も、すっかりファンが定着しています。 2日間にわたって大好評だったのが、「光る泥だんご教室」。幼稚園や小学校で、今静かなブームを呼んでいる「光る泥だんご」を、プロの左官屋さん・渡部文良さんの実演指導で作る親子参加のイベントです。初夏の日差しが降り注ぐセンターサークルに集まった約30名は、荒川沿岸で採れた粘土を丸め、しっくいを塗ってあらかじめ乾燥させた泥だんごを、思い思いの着色剤で色づけ。表面を少しずつ水でぬらしながらおちょこやビンのフタなどで優しくなで回しながら磨き続けるとピカピカに。磨けば磨くほど美しくなる泥だんごの魅力に皆、夢中のようです。「お父さんたちも熱中してしまうんですよ。やはり土を相手にしていると誰でも気持ちが落ち着くんでしょうかね」と目を細める渡辺さん。「もっと違う色になるかと思った」とちょっぴり不満げな小6の女の子もいましたが、青と白のマーブル模様の作品を仕上げた小学5年生の女の子は「もっと違う色になると思ったのに」といいながらも、鮮やかな仕上がりにとても満足気でした。 |
![]() 色とりどりの花が並べられました(左) 好評のパンの即売(右) ![]() 2日間とも大盛況だった「光る泥だんご」教室 |
![]() 親子でチャレンジ |
![]() お父さんたちも夢中です |
![]() 上手にできたよ! |
![]() 当日の上映作品・上から/中学生日記「いじめなくしたい!プロジェクト 第3回 決意」(2007年)、NHK特集「中学生激論ドラマ・いじめ」(1986年)、中学生日記「15ビート」(2005年) |
シアタールームでは両日、『中学生日記』でも話題性の高かった番組や、'60〜'80年代の小中学生をテーマにしたドキュメンタリーをセレクトして上映。受験戦争、いじめ、不登校など、各時代の問題に正面から取り組んだ珠玉作品が並びました。これらの番組を見た市内の50代の女性は、「ちょうど自分と同じくらいの年齢の子の話なので、とても面白かった。いつの時代も子どもたちが大人に感じる不満って同じなんですね」と感慨深げ。また、中学生時代から『日記』のファンだというさいたま市の女性は「本物の中学生がテーマを提供するだけあって、内容が本当にリアルですね。私も名古屋に住んでいたら応募したかった」と感想を語ってくれました。番組から誕生した「いじめなくしたい!プロジェクト」による本と、6本のドラマシリーズのDVDセットも発売中です。
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| そして、3日のメインイベントは、『中学生日記と私』と題し、番組初期に生徒役で出演した俳優・森本レオさんと、先生役で人気のあった竹本孝之さんによる講演会。'07年までの4年間、制作に携わった中尾益巳プロデューサーとともに、番組の思い出や撮影の舞台裏などを語ってくれました。名古屋出身の森本さんは、学生時代にアルバイトをしていた縁で、大学卒業後、広告代理店勤務当時にスカウトされて出演したことが、俳優への道へ進むきかっけになったとのこと。その出会いを「奇跡のよう」と語り、名古屋で活躍する個性的な役者さんや、冒険心あふれるNHK名古屋放送局の雰囲気について、親しみのこもった語り口でつづってくれました。 一方、美術の矢場先生役で活躍した竹本さんは、'01年から'05年まで名古屋に年間170泊したというまさに「日記漬け」の生活ぶり。2週間で1本というハイペースの中で、めざましく成長する子どもたちの姿や、スタッフと先生生徒が一丸となってドラマを創っていく素晴らしさについて熱く語り、「卒業生延べ750人の名前を全部覚えているなんてすごい」「生徒たちの灯台になりたかったという言葉に感激しました」などの感想が寄せられました。現在、竹本さんは俳優業のかたわら、埼玉県内で花の生産農家を営んでいるそうです。 |
![]() 森本レオさん ![]() 中尾プロデューサーと竹本孝之さん |
![]() 「盛人コーラス隊」のみなさん歌に合わせ思わず口ずさむ人も ![]() 「川口マイスター児童合唱団」の元気いっぱい、笑顔いっぱいの パフォーマンス ![]() 会場の全員で手話による合唱 |
![]() イベントのフィナーレは、おなじみ手話と合唱の心温まるコンサート。NHKのもう一つの老舗番組『みんなのうた』の新旧歌合戦です。まず、川口市を拠点に活躍する女性コーラス「盛人コーラス隊」12名が、ギターの伴奏に合わせ、「千の風になって」「おお牧場はみどり」「エーデルワイス」「学生時代」など、美しいハーモニーを聴かせてくれた後、「川口マイスター児童合唱団」の2歳から12歳まで総勢41名の子どもたちが、かわいい振り付けとともに全15曲を披露。次いで、宮本治之ディレクターによる恒例の「親子で学ぶカンタン手話」講座です。あいさつや旅行、レジャーにまつわる手話を、楽しいおしゃべりを聞きながら一つ一つ覚えていきます。「毎回楽しみにしている」という人も多く、宮本ディレクターの手の動きを真似しながら練習する姿は皆、真剣そのもの。練習の成果はすぐ『今日の日はさようなら』の手話に発揮され、最後は全員の大合唱で幕を下ろしました。 |
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