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5月のNHKアーカイブス イベント 見直そう あの時代 昭和30年・40年代
SKIPシティとNHKアーカイブス(川口)の合同イベントが、5月5日(土)、6日(日)の2日間にわたって行われました。2007年のアーカイブスのテーマ「にっぽん くらしの記憶」をもとに、「見直そう あの時代 昭和30年・40年代」と題して、当時の番組やアニメの上映会、コンサート、講演、懐かしい玩具や生活雑貨の展示など、盛りだくさんのプログラム。多くの方が来場し、ゴールデンウィーク最後の2日間を楽しみました。
[展示コーナー]川口・ぼくらの子ども時代
「川口・ぼくらの子ども時代」と題した展示コーナーには、作者の堀元一さんが登場。当時の少年少女の遊びや生活ぶりを描いた素朴な絵について自ら解説し、エントランスには笑いがこぼれていました。
3ヵ所に設置された大型モニターの1つには「チロリン村とくるみの木」「ジェスチャー」「お笑い三人組」「魔法のじゅうたん」など、当時人気だった番組のダイジェスト映像、もう1つには昭和33年のニュース映像が。当時の玩具や生活雑貨を展示したブースは大人気。黒電話、5つ玉そろばん、リリアン、筆箱など、自由に手にとることができるので、子供たちも大喜びでした。
昭和30年代の食卓・くらしの道具
昭和30年代の食卓を再現したコーナーでは、当時の暮らしを熱心に子供たちに話すご家族も。
鳩ヶ谷市から来た60代の女性は、「部屋数も少なくて、一部屋に家族全員が寝起きしていましたね。ちゃぶ台を折りたたんで片付けるが私の役目でした」と当時を懐かしんでいらっしゃいました。
「にっぽん くらしの記憶」のポスターデザインとCG作品展
NHK時代劇「蝉しぐれ」のエンディングでおなじみ、地元のCG作家保谷瑠美子さんの、墨絵によるどこか懐かしい作品も流れ、多くの人が足を止めて、当時の風情を物語る映像に見入っていました。
[爆笑!フラフープ ショー]
大阪から駆けつけたメグマリコさん&こっこさんのフラフープショー。軽妙なおしゃべりに、ほぼ満席の場内は爆笑に包まれました。
短時間の練習ですっかりコツをつかんだ小学6年生のゆきちゃんは「難しかったけど、楽しかった」。また、子供の頃よく遊んでいたという50代の女性、60代の男性らの腕前には大きな拍手が。男性の勇姿を客席で見ていた夫人は、「初めて見ました。何でも夢中になる性格なので、フラフープもきっと好きだったんですね」と目を細めていました。
[いっしょに遊ぼう 川口ベーゴマクラブ]
ベーゴマ大会を楽しみに、朝早くから集まった子供たち。地元・川口ベーゴマクラブの後藤久典名人は、「ベーゴマは自分の手だけでできる遊び。ルールは相撲とほとんど同じです。鋳物の街、川口の子供たちは皆、ベーゴマが大好きですよ」。
[コッペパン即売会]
鳩ヶ谷の福祉施設「ほっとすてーしょん」のパン屋さんの即売。なつかしい「コッペパン」を再現。ジャム、あんバター、ピーナッツクリームと懐かしい味に販売と同時に列が出来るほどの盛況でした。
[コンサート・歌広場]
地域の人たちとの交流も、今回のイベントのテーマの一つです。川口市内で活動する音楽グループ「盛人CLUB」の皆さんが登場。カントリーバンド「ドナルドグラス」による演奏に続いて、総勢11人のコーラス隊の歌声に合わせ、「瀬戸の花嫁」「青い山脈」「千の風になって」など10曲あまりを、会場に詰めかけた全員で歌いました。
[昭和30年代を知るNHK番組一挙上映]
アニメ上映会
「おじゃる丸」「忍たま乱太郎」「南の島バーディ」などのアニメ上映会は、2月の上映ですっかりファンになったという小学生のお子さんをはじめ、たくさんのご家族連れが鑑賞しました。
1日目の番組上映会
現代の記録「平均」(昭和38年)と「10年の軌跡〜日米安保条約」(昭和45年)、そして、都会の雑踏の中の若者を描いたテレビ指定席「20歳」(昭和41年)を上映しました。
NHKドラマの大ファンというさいたま市の女性は、「主役の田村正和さん、中尾ミエさんの初々しさに目が離せませんでした。深町幸男さんは『夢千代日記』を演出した人ですよね」と感想を語ってくれました。
2日目の番組上映会
現代の映像「BGの周辺」(昭和37年)は、華やかな職業婦人というイメージで使われていた「BG」という言葉を象徴に、都会で働く若い女性たちの本音をユーモラスにつづった作品。当日講演会に出演された泉さんも、興味深く鑑賞されていました。
続いて、隅田川の水上生活者の姿を描いたドラマ、テレビ指定席「生活の河」(昭和36年)を上映。
3作目はドキュメンタリー「最後の集団就職列車」(昭和50年)。
「同世代の友人もいるので、懐かしかった。金の卵といわれなくなって、もう30年以上も経つんですね」と、蕨市在住の男性(60代)は感慨深くコメントしてくれました。
これらの番組は、全国の番組公開ライブラリーで視聴できます。
全国の番組公開ライブラリー

[講演「昭和30年代ってどんな時代だったのか」布施克彦さん]
「昭和33年」の著者でもある評論家、布施克彦さんの講演では、当時の新聞ニュースを徹底分析し、ユニークな観点から解説。
「昔はよかったというが、当時も格差社会は広がっていたんですね」(川口市・40代男性)、「将来のことをいつも心配しているのは日本人の特性っていう話が面白かったです」(戸田市・20代の女性)といった感想が寄せられました。
 
[講演「昭和30年代 40年代アーカイブス」泉麻人さん]
「テレビ探偵団」でもおなじみ、コラムニストの泉麻人さん。朝日新聞東京版の人気連載「東京版博物館」を単行本化した「東京版アーカイブス」をこの春出版。昭和20〜40年代の朝日新聞から、忘れられたニュースの数々を発掘した著書をもとに、当時の世相を振り返る講演に、会場は終始、笑いを呼んでいました。都内から来た「泉さんと同年齢」という女性は、「古い映画の中の駅や街並み、映画館の看板から、当時の流行や風俗を見つける方法は、さっそく試してみたいと思いました」。