発掘ニュース

No.178

2018.01.12

情報番組

みなみらんぼうさん、発掘ビデオに原点が!

今回の「発掘!お宝番組」『ひるまえほっと』関東地域のみの放送)のゲストは、この曲を作った方です!!

そう、1976年に『みんなのうた』から生まれた大ヒット曲「山口さんちのツトム君」を作詞作曲したみなみらんぼうさんです!

武内アナ「懐かしい!ツトム君の元気が無くて、最後の最後にお母さんが田舎から帰ってきたら元気になったねって。ストーリーがあって楽しかったですよね!モデルは誰かいたんですか?」
「実はよく聞かれたんです。“山口ツトムとは誰だ?”“山口ツトムを探せ”…とか。自分で、『この歌にはモデルはありません、架空のものです』とエッセイを書いたことがあるんです。その書いている途中でハッと気がついたんです、これは自分自身だったと。僕は中学1年の時に母親を亡くしてるんですが、その時の心情が上手いこと幼児を借りてあらわされているんですね。ビックリしました。」

武内アナ「みなみさんちのらんぼう君のお話だったんですね。」
「3番でお母さんが帰ってくるのは、ディレクターの方に“あんまり寂しいから、3番はハッピーエンドにしてくれよ”って言われて直したものなんです。お母さんがイチゴを持って帰ってきてみんなで食べて、良かったねという。これだけは創作なんです。後の部分は実話だったんです。」

らんぼうさんはシンガーソングライター。『みんなのうた』では13曲で作詞や作曲を担当!

今回提供いただいたこちらのベータテープに録画されていたのも、音楽関係の番組かと思いきや、さにあらず。らんぼうさんの意外なお仕事が残されていました!まずはこちら…

1982年の夏にニュース番組で放送された『リポート』が一つ目のお宝番組です。

「フレッシュロータリー」というコーナーでらんぼうさんはリポーターとなり、“東京に雷が少なくなった”というテーマで、雷門がある浅草寺を訪ねていました。

「雷よけのお札はこちらにはないんですか?」

さらに電力の研究所も訪ねました。
「雷による送電事故が急激に減ったということですが、それはどういうことでしょう?」

スタジオでは…

「科学的にはデータ不足ということらしいです。ただ昔から、『地震・雷・火事・親父』と言いましてね、その親父が落とす雷のほうも少し弱まってきたんじゃないかと…」

武内アナ「どういうきっかけでシンガーソングライターのみなみさんがリポーターを?」
「“時代の風”だったんじゃないかと思うんです。僕のようなカタカナの仕事の人が増えていたんですよね、デザイナーとかエディターとか…。そういう人たちがパーソナリティーと呼ばれて番組を始めたりする時代だったんです。だからそのパーソナリティーの部分が欲しかったんじゃないかと思うんです。」

実はらんぼうさん、このあと旅番組のリポーターなどとして、一年のうちの半分以上家をあけて取材にかけまわるようになりました。日本で行ったことが無い都道府県は無いほどで、アマゾンやアフリカなど海外も。この番組は、そうした仕事を始める“原点”なのだそうです。

武内アナ「歌は?」
「あとの半年は歌ってました(笑)」

もう一つの今回発掘された番組も、らんぼうさんへのちょっと変わった出演依頼でした。

教育テレビで放送した小学5年生向けの国語の番組『なにぬねノート』。1982年の4月から放送がはじまり、らんぼうさんは1年間担当しました。

声帯模写の初代 江戸家小猫さん(四代目 江戸家猫八)と一緒に、ドラマ仕立てのコーナーで演技にも挑戦していました。また小学生から送ってもらったノートを紹介、子どもたちも番組に参加していました。

「“私はらんぼうさんみたいに、自分で歌を作って作曲してみたいです。”うん、是非作ってね。“これからもたくさんの歌を作って一生懸命頑張ってください”どうもありがとう!」

武内アナ「リポーターの次は小学校の国語の番組のキャスター!演技もしてましたね。」
「演技は勘弁してください(笑)」
武内アナ「『なにぬねノート』で子どもたちに大人気だったそうですね?」
「西の端の与那国に行った時、子どもたちが僕を見つけて“みなみらんぼうだ、みなみらんぼうだ!”と言うわけです。なぜかと思ったら、当時は(与那国島では)NHKしか映らないんです。そんなわけで子どもたちはタモリさんを知らない。だけど、みなみらんぼうは知ってるわけです。それで子どもたちにつかまって教室でお話をすることになったんです。」

当時、二児のパパとして子育て真っ最中だったらんぼうさん、ビデオにはこんな映像も…

『おかあさんの勉強室』で2人のお嬢さんと散歩、子育てをしている様子が放送されました。まさに元祖イクメン

そうしたファミリーイメージや、大ヒット曲「山口さんちのツトム君」などと結びついて、教育番組にも声がかかったのかもしれませんね。

らんぼうさんは、この『なにぬねノート』をスタートに、『趣味の園芸』や山登りの番組などキャスターとしてもご活躍。あれっ?またまた歌は??と思いますが、ご安心ください。

『なにぬねノート』には歌のシーンも!この日の番組のテーマは詩人の北原白秋。そこで白秋の詩に曲をつけてらんぼうさんが歌います。宮沢賢治のときもあれば新美南吉の時もあり、その日の詩に曲をつけて最後に歌っていたそうです。

みなみらんぼうさんが残してくれた映像のおかげで35年ぶりに電波に乗ったこうした番組、らんぼうさんにとって、自分の“原点”を再発見する貴重なきっかけになったそうです。

「ビデオがタンスの肥やしになるような状況で、機材も無いから見ることも出来ない。もうそろそろ捨てようか、整理しようか、面倒くさいな…と言う時に番組発掘プロジェクトから声をかけていただいて、見ることが出来たんです。みなさんも捨てないでください!」

らんぼうさん、貴重な映像の提供そして楽しいお話ありがとうございました!!

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