発掘ニュース

No.177

2017.12.22

情報番組

34年前のお正月番組『正しい正月のすごし方』

お正月の番組というと、いつの時代もスペシャル感たっぷりの番組が目白押しですよね!今回は1984(昭和59)年1月2日放送のお正月番組をお楽しみいただきましょう!

タイトルは『あんけーとショー 正しい正月のすごし方』。アンケートを通じて、日本の平均的なお正月の姿を浮き彫りにしようという番組です。さて34年前のお正月は??

司会は伊東四朗さん。まず最初のアンケートです…!?

スタジオにはOLの皆さん100人と、会社の課長さん100人が集合!なんと生放送!皆さん、お正月からありがとうございました。まずは書初めで『理想の正月は?』

スキーが流行していた時代ですよね~!女性の中に「酒びたり」の文字が…。
さて集計結果は?

課長さん100人

OLさん100人

①家族とともに
②寝正月
③酒びたり
④海外旅行
⑤読書

①海外旅行
②スキー
③家族とともに
④寝正月
⑤酒びたり

いかがですか?やはり“スキー”という回答が時代を反映していますね。番組では、著名人の皆さんにも理想の正月の過ごし方を聞いています。

なぜか…

この年、19年ぶりの三冠馬となったミスターシービー!
馬はしゃべれませんので騎手の吉永さんが…
「我々みたいに酒飲んで楽しむということは無いですからね。自由に運動してもらったほうが、やはり楽しいんじゃないかと思いますね。」

スタジオには子どもたち100人も集合!子どもたちにとってお正月といえば、なんといっても“お年玉”。正月の家族の風景とともに、コントでアンケートを紹介!まずは年賀状…

そしてお年玉。

一人の人からもらったお年玉の平均金額は2577円。34年後の現在と比べると、どれくらい違うのでしょうね??

スタジオでも生アンケート。
一番たくさんお年玉をくれるのは「祖父母」、次が「お父さん、お母さん」、そして「親戚の人」と続きます。ただし「まだもらっていない」という子どもも…

今年のお正月にもらうお年玉の合計予想額は…
① 2万円
② 1万5千円
③ 1万円
④ 3万円
⑤ 8千円
平均は17161円でした。ちなみに最高は5万円。うーむ。

お年玉についてこの方は…

「今現在、頑張ってお前たちに1万円のお年玉をやれるお父さんになってるからという再認識の意味もあります。5年のちには1万円のお年玉を包むことができないかもしれない。その時は、お父さんは(人気が)落ちているときだよと、子どもたちは納得すると思うんです。そういう意味を含めて、僕はやっちゃいけない金額かもしれないけど自分なりに包んでおります。」

横山やすしさんらしい言葉ですね!

「おせち」に関するコーナーもありました。

元旦に、おせちの代わりにハンバーガーを食べる若者たちを取材したり…

都内のホテルでは、1泊3万円で宿泊、元旦に5千円のおせちを食べるリッチな皆さんを取材したり…

世論調査ではまだまだ多くの皆さんがお雑煮やおせち料理を食べるという結果が出ていました。会場でも…

白が「そう思う」皆さん。赤が「そう思わない」人たちです。

「正月はお雑煮を食べて、暮れにはNHKの紅白歌合戦を見るというのが日本の常識なんです!」とガッツ石松さんが力説。会場の課長の皆さんから拍手が…。

最後のアンケートは“お年始”に関するもの。

OLの皆さん100人の中で、上司の家や取引先へお年始に行くと答えたのはわずか2人。

34年後の現在、サラリーマンの間で“お年始”の習慣はどれくらい残っているものなのでしょうか…?今の時代で同じようにアンケートショーをするとしたら、この質問はさて…取り上げられるでしょうか??

最後の締めは『サラリーマンの主張』!当時、成人の日に放送していた『青年の主張』をもじったもので、課長さんを代表して製薬会社のある課長さんから。

「私の正月、それは1年間の睡眠不足をまとめて取り戻す時であります。女房、子ども公認で、朝昼晩、各種酒類が飲めるときであり、たった一枚の和服を着るときであります。また普段あまり考えない、親兄弟との血縁関係について思いを巡らせ、日ごろ仲間に入れてもらえない家族の輪に入れてもらう時であります。同僚はもしかして上司の家に年始の挨拶に行っているかもしれない、という思いが頭をよぎり、しかし日本中のほとんどの人が休養を取っているということで、なんとなくホッとするときであります。などということを考えながら、ぐーたらしていると、あっという間に過ぎ去ってしまう休暇。さあ、今年もまたやらねばならぬ、やるのだ!やるぞ!と腹をくくる時。それが私の正月なのであります。」

さてさて、2018年 平成30年の皆さんは、どんなお正月でしょうか??

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