発掘ニュース

No.011

2014.06.13

ドラマ

大河ドラマ「花神」、第50回発掘!?

「花神」の新たな発掘がありました!

先日「とっておきサンデー」でテレビデビューしたプロジェクトのメンバー・Nディレクターが『花神ゆかりの地・電話作戦』でたどり着いたお宝です!

主人公・大村益次郎の故郷である山口県をはじめ、愛媛県の宇和島、新潟県、福島県、北海道函館市、大阪府、高知県…役所や資料館、図書館など電話をかけた先は、この2カ月ほどでナント400件以上!!

その結果!うれしい反応があったのが新潟県小千谷市の教育委員会です。
届いたメールがこちらです!

第50回!これまで「花神」で保存があるのは第19、24、39回の3回分のみ。もし第50回が発掘されればニュースです!さっそく小千谷市教育委員会の担当者にテープを送っていただきました。すると…

発掘ニュースNo.7」で紹介した”光神”に続く”火神”!
『花神』というドラマは、なかなか正しいタイトルが書かれないのです…

それより気になったのは”総集編”の文字。総集編??
実は『花神』には「総集編」があり、アーカイブスに保存もあります。過去にも何度か「発掘か?!」と喜んだものの、総集編だったことが…。

何はともあれ、見てみないことには結論は出ません。プロジェクトが保有するベータのデッキに…!

冒頭はタイトルの最初が欠けていて第何回かは分からず…。
途中、何回か編集したような画像の乱れが…

収録時間はおよそ1時間。(本編は本来45分です)
そして最後に現われたのは…

『第五十回』の文字!おー!これは、まぎれもなく第50回!

しかし…、見終わったあと一つの大きな疑問が…
主人公の村田蔵六(中村梅之助さん)の姿が全く出てこない!さらにストーリーも途切れ途切れになっていたのです。

代わりにこのビデオテープの“主人公”となっているのが『河井継之助』(演じているのは若き高橋英樹さん)です。

どうやら越後・長岡藩のために生涯を尽くした河井継之助のシーンを集めた、まさに“総集編”のようです。長岡城をめぐる攻防で河井継之助は藩のため、町民のために活躍します。

しかし長岡城は陥落。馬に乗って町中を駆け回り敗戦を詫びながら「気の毒であった!だがお家は皆を捨てぬぞー。食い物が無くなれば本陣へ来よう。一粒のコメを二つに砕き、三つに砕いても食わせるぞ!」と叫んでまわります。

当時33歳の高橋英樹さんは凛々しくカッコイイです!

このビデオテープでもう一つ目を引いたのが、山県狂介(西田敏行さん)はじめ官軍の何人かの洋装です。特に西田さんの「蝶ネクタイ」に「刀」をさしている姿が印象的でした!

本題に戻りますが、冒頭のNディレクターがアーカイブスに残る台本をくまなく調べた結果、このビデオは第48、49、50回の3つの回の河井継之助に関係するシーンを抜き出して編集したものでした。

小千谷市に関係する資料でもあることから大切に保管されていたようです。編集されたものとはいえ、アーカイブスに保存されている「総集編」にも無い映像があり『お宝』であることには違いありません!

さて、ここまで分かってくると気になるのが、元の3回分のテープは??ということです。

現在調べてくださっているとのことで、プロジェクトのメンバー一同、手掛かりを待っているところです。
『花神』発掘大作戦はまだまだ続きます!皆さんからの情報が命です!

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