2005〜08(平成17年〜20年)
デジタルテレビ新時代
テレビが変わる
番組が変わる

JR福知山線脱線事故
個人情報保護法施行
耐震偽装問題発覚
アスベスト被害表面化
宮崎と北海道で竜巻被害
北朝鮮が核実験
官製談合で知事3人相次ぎ逮捕
政府タウンミーティングでやらせ
年金記録問題
食品偽装相次ぎ発覚
新潟県中越沖地震
参院選 与野党逆転
   

年代史 2005年〜2008年

節目の年の重厚編成

2005(平成17)年は「被爆・戦後60年」「放送80周年」という大きな節目を迎えた。「被爆・戦後60年」関連では、原爆の悲惨さと平和の尊さを後世に伝えていくため、『沖縄よみがえる戦場』『靖国神社』など14本ものNHKスペシャルを集中編成し、さらに、衛星放送でも討論番組やドキュメンタリー番組を並べるなど重厚な編成が図られた。また、大型ドラマ『ハルとナツ』は家族4代にわたる壮大な物語で多くの感動を呼んだ。「放送80周年」関連では、ハイビジョン記録事業として「世界遺産」関連番組を制作したほか、かつての人気番組『シルクロード』を25年ぶりに再訪しその変化を取材した『新シルクロード』が放送された。

日本の課題を徹底討論

国際社会の大きな変革のなかで、日本は複雑かつ多岐な課題を多く抱え込むようになった。単純には分析しきれない深刻な課題を掘り下げるためにこの年スタートしたのが『日本の、これから』だった。この番組は、少子高齢化、教育、食料、環境、医療など日本社会が直面する深刻な課題を取り上げ、ドキュメンタリーやドラマを織り交ぜながら長時間にわたって徹底討論するもので、予定調和なしの激論は、それまでのNHKの番組イメージを一新するものだった。

デジタルで番組が変わる

インターネットの普及、デジタル技術の進歩によって、番組の演出も変化した。総合テレビの『つながるテレビ@ヒューマン』('06年)はインターネットを使った視聴者との双方向性にこだわった情報番組であった。教育テレビは、デジタル放送でマルチ編成による多チャンネル化や、デジタル教材の充実などを行った。デジタルハイビジョン放送の『生物彗星WoO』('06年)はNHKのハイビジョンCGによる合成技術と円谷プロの特撮技術が合体したSFドラマでハイビジョン映像の新たな可能性を追究するものであった。

テレビも携帯の時代へ

テレビは一人1台の時代になったが、さらにテレビは持ち歩くものへと変化させたのが、2006年4月1日に始まった新サービス「ワンセグ」である。携帯電話や携帯端末で、いつでもどこでも地上デジタル放送の視聴が可能となり、緊急災害時などでの活用にも期待されている。

2007年3月時点で、地上デジタル放送の受信可能世帯は全世帯の85%、約4000万世帯に達した。2007年8月末で、地上デジタル放送受信機の普及は約2400万台、衛星デジタル放送受信機の普及が約2700万台となり、2011年の完全デジタル化に向けて普及は急速に広がっている。

ワンセグ

ワンセグ 地上デジタル放送の電波の一部を利用し、携帯電話や携帯端末で地上デジタル放送を見ることができる「ワンセグ」。2006年末時点ですべての都道府県で受信できるようなった。

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