学術利用トライアルは、NHKがこれまで放送し、NHKアーカイブスで保存している番組を大学などの研究者に見ていただき、学術的に利用する方法を検討するプロジェクトです。公募で採択された研究者には、東京のNHK放送博物館、川口・NHKアーカイブス、NHK大阪拠点放送局の研究閲覧室で、研究テーマに沿った番組を選んで閲覧し、その成果を研究論文や学会発表などにつなげ、放送文化の発展に貢献していただきたいと考えています。このプロジェクトは2010年からスタートし、これまで253組の研究者の方々が参加しています。
時代を記録してきたNHKの放送番組を、新しい視点で視聴し、NHKアーカイブスから新たな知見を切り開いてみませんか。積極的な参加をお待ちしています。
テレビ草創期のものから最近のものまで、原則としてNHKが過去に放送した様々なジャンルのあらゆるテレビ・ラジオ番組、約100万本が閲覧できます。※ニュースは閲覧対象外です。
※NHKが組織的な保存を始めた1981年以降のものが中心で、過去に放送された番組全てがあるわけではありません。
閲覧は、研究閲覧室がある以下の場所からあらかじめ1か所をお選びください。
毎回同じ施設で閲覧していただきます。
東京都港区愛宕2-1-1
埼玉県川口市上青木3-12-63
大阪府大阪市中央区大手前4-1-20
公募やアーカイブスの閲覧等については、以下の日程で実施します。
これまで放送された膨大な数の映像や音声のコンテンツは、貴重な文化資産です。NHKアーカイブスはそれを次世代に伝えるために、最新のシステムでコンテンツの一元的な保存を行い、放送を中心に多彩な形で活用を進め、そして「番組公開ライブラリー」をはじめ、視聴者への様々な「公開」に取り組んでいます。その「公開」事業の一環として、学術利用トライアルの試行運用が行われています。