アカイさんノート: 2014/05/09

連続テレビ小説『花子とアン』に出演!仲間由紀恵がドラマのみどころ&NHKドラマ出演作の思い出を語る

仲間由紀恵さんは、連続テレビ小説『花子とアン』にヒロイン・安東はな(吉高由里子さん)の腹心の友となる伯爵家令嬢・葉山蓮子役で出演中。第4週から登場した蓮子は、その美しさはもちろんのこと、どこか孤独感を秘めた人物像でも注目を集めている。そこで今回は仲間さんに蓮子を演じた感想を含め、本作のみどころを語っていただいた。また、仲間さんがこれまで出演されたNHKドラマの思い出もあわせて振り返っていく。

連続テレビ小説『花子とアン』

蓮子の“強さ”に彼女らしさを感じる

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連続テレビ小説 『花子とアン』
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 仲間さん演じる葉山蓮子は、第4週ではなの通う修和女学校へ編入。級友たちも思わず見とれるほどに気高く美しい人物だが、編入当初は高飛車で先生が相手でも平気であげ足を取るようなひねくれたところも。
 まずはその性格について「伯爵家に生まれた蓮子は、他の同級生たちともどこか格が違う育て方をされたような雰囲気。高飛車で気がとても強いものの、この時代の女性では珍しいぐらいに自分の意思をはっきりと持っている人なのではないでしょうか。同級生や先生に皮肉を言う場面もありましたが、他の役にはないすべてを跳ね除けるような強さに“彼女らしさ”を感じました」と親しみを込めて優しく語った仲間さん。そんな蓮子の内面は、はなと交流を深めるごとに変化していく。「最初ははなちゃんにもツンとした態度を取っており、ただの“年下の女の子”という意識でした。ですが、葡萄酒事件が起こったとき、はなちゃんが持つ家族への愛情や素朴さに触れ、蓮子の心のなかに沈んでいた純粋さが揺れ動いていきました。それから徐々にふたりの距離は縮まり、大文学会では、はなちゃんが蓮子の孤独な心に同調してくれて、蓮子にとって涙が出るくらい嬉しい場面になったと思います」とエピソードを振り返ってにっこり。実家では誰にも受け入れてもらえなかった蓮子にとって、はなの存在は大きく「大げさかもしれませんが、毎朝起きてはなちゃんの顔を見ることが生き甲斐といえるぐらいに、心を許せる腹心の友に出会えた喜びにあふれていたのではないかと思います」と改めてはなへの思いを語った。
 
 また、蓮子は“白蓮事件”で知られる歌人・柳原白蓮がモデルということで「白蓮さんの資料はいくつか読ませていただき、現存する写真も拝見しましたが、私にとってまるで雲の上のような方。最初は“伯爵家の娘”とはどういう風に育ったのだろう?”という根本から始まった感じです。衣装なども蓮子の設定を踏まえてスタッフと相談をしています」と役作りの様子を明かした。蓮子といえば他の女学生とは少し異なる髪型が気になるところだが、実は「他の出演者の方々はカツラですが、蓮子は頭を大きめに作ることになり、毎回私の地毛で結っていただいているんです」とその秘密もちらり。さらに、伯爵家生まれの生粋のお嬢様である蓮子の役がぶれないよう、所作や言葉遣いを特に意識して撮影に臨んでいるという。「(蓮子は)家柄的にも礼儀を叩き込まれている人だと思います。でも“ごきげんよう”“~でございますわよね”など、普段の私自身が使い慣れていない言葉も多くて(笑)。言葉を慣らすために撮影の合間には吉高さんたちと“ごきげんよう”の挨拶を取り入れていたりします」。
 
 今後、蓮子は没落した実家再興のため、兄に懇願されて九州の石炭王・嘉納伝助と電撃結婚し、女学校を離れることになる。仲間さんは蓮子の波乱の人生に思いを馳せ「はなちゃんと出会えたことはもちろん、修和女学校での生活は、蓮子のたったひとつの光のようなものでした。それを失うことになるなんて、本当に彼女の人生は大変な壁ばかりで・・・。けれど蓮子はそういった中でも“こう進みたい”という道を諦めません。熱い情熱を持っている人なので、何が来ても負けない強さを大事に出していきたいですね」と意気込みを新たにした。
 

~過去の主なNHKドラマ出演作の思い出~

大河ドラマ『功名が辻』【2006年放送】

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大河ドラマ 『功名が辻』
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 『功名が辻』は戦国武将・山内一豊の妻である千代が明るい快活な性格とその賢さで夫を支え、夫婦力を合わせて土佐二十四万石の大名へと駆け上っていく物語。仲間さんは千代を演じ、大河ドラマ初主演を果たした。
 放送期間、撮影ともに長期にわたる大河ドラマということで「撮影に入るまえはどんな1年になるんだろうとすごく緊張していたのを覚えています」と仲間さん。演じた千代については「とにかく明るいので、明るさを出せるって素晴らしいことなんだと改めて思いました。また、千代を通じて、いざというときに、自分が一度信じた人たちにまっすぐいようと思う気持ち、いられる強さを学んだ気がします。これからご覧になる方には、戦国の乱世のなか、千代と一豊(上川隆也)が楽しく元気に明るく生きていく姿に注目してほしいですね」とみどころを含めて語ってくれた。
 

BS時代劇『テンペスト』【2011年放送】

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BS時代劇 『テンペスト』
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 19世紀の琉球王国を舞台にした壮大な時代劇『テンペスト』で仲間さんが演じたのは、祖国を救うために性別を偽り、宦官・寧温として政府の役人となる天才少女・真鶴。
 ひとつの作品のなかで真鶴と寧温という二役を演じわけることになった仲間さんだが、意外にも「真鶴としてのお芝居のほうが戸惑いました」とのこと。「たぶん、それまで公の場で男性の寧温として生きていた真鶴自身の戸惑いに影響されたんだと思います。陰に押し込められていた存在だったのに、急に舞台に立たされて女として生きろと言われてもどうしていいかわからないですよね。でもこうして真鶴、寧温とそれぞれ真剣に向かいあうことで彼らが自分の中に染み込んでくる感覚があるんです。本当に幸せな経験をさせていただきました」と演者としての醍醐味をコメントした。
 

土曜ドラマ『島の先生』【2013年放送】

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土曜ドラマ 『島の先生』
 

 本作は鹿児島県の架空の離島・美宝島の学校が取り入れている山村留学制度を主軸に、留学生たちや教師、島の人々とのふれあいを描いた作品。仲間さんは村唯一の学校である美宝小中学校の教師・夏村千尋役で主演した。
 舞台が離島のため、撮影は南の島での長期ロケを敢行。仲間さんはそのときを振り返り「私は沖縄出身ですが、こんなに長期間島に滞在したのは久しぶりでした。島の自然に癒やされて、力むことなく役に集中できましたね」と思わず笑顔に。「千尋は自身も母親とソリが合わずに、山村留学第1期生として島で生活していた過去があります。そんな千尋と生徒たちが真剣に向き合って変わっていく姿はもちろんのこと、景色もとても美しいので心穏かに島にいるような感覚を味わっていただければうれしいです」。