アカイさんノート: 2008/09/19

連続テレビ小説『ふたりっ子』少女編(1)

 『ふたりっ子』は、大阪を舞台に、性格の対照的な双子の姉妹・麗子と香子(きょうこ)の波乱万丈の生涯と、それを見守る家族と周囲の人たちの優しさを描き、大ヒットした連続テレビ小説55作目。1996年度後半に放送された。

 ダブル・ヒロインの少女時代を演じたのが、"マナカナ"こと三倉茉奈と三倉佳奈。わずか8回の出演ながら爆発的な人気を集め、話題となった。この二人が9月29日から始まる連続テレビ小説『だんだん』の双子のヒロインとして、12年ぶりに朝ドラに帰ってくる!
 今回は、『ふたりっ子』少女編として、マナカナの好演ぶりを2回に分けて紹介する。1回目の今回は、まずはどんなドラマだったか、そのあらすじをご紹介しよう。

 

プレイバック『ふたりっ子』少女編(第8回まで)

 通天閣を間近に見る、人情あふれる庶民の街・天下茶屋商店街。ヒロインの父・光一(段田安則)は、親子2代続く腕自慢の「野田とうふ店」の主。母・千有希(ちあき)(手塚理美)は芦屋出身のお嬢様で、親との縁を切って光一のもとに嫁いだしっかり者。

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 1966(昭和41)年、この夫婦が双子を授った。そして10年後、双子の姉・麗子は優等生でクラスのマドンナ、妹・香子はやんちゃで学校の問題児と対照的に成長する。
 通天閣の展望台から毎日、大阪の町を眺める香子は、王将碑の前で、かけ将棋を生業とする"真剣師"佐伯銀蔵(中村嘉津雄 )と出合う香子。銀蔵についていき、新世界将棋センターに入った香子は、火花散るような銀蔵の対局に魅了され、将棋の世界に突き進んでいく。

 心の中でお互いに相手のことが羨ましい麗子と香子は、周りに内緒で入れ替わることを計画。香子に扮した麗子は、窮屈な優等生から解放され生き生きしていたが、香子に比べ自分が嫌われていることを知り、怒りと嫉妬でチョークを香子の昼食へ入れてしまう。それがとんでもない大事件に発展。香子がやったものだと誤解した母・千有希は、香子に「お前なんか、生まれてこなければよかった」と言ってしまった。
 ショックを受けた香子は家出をし、銀蔵の後を追って列車に飛び乗る。銀蔵が香子を連れて向かった先は、日本海に面した港町・兵庫県香住町(現、香美町)。地元の強豪とかけ将棋をしようとする銀蔵の前に現れたのは、中学生の森山史郎(伊藤譲二 /のちに内野聖陽が演じる)。将来、香子の夫となる史郎との運命的な出会いだった。

 その香子を迎えに香住まで行った帰り道は野田家にとって初めての家族旅行となった。その道すがら、千有希との馴れ初めを 語る父・光一。芦屋のお嬢様だった母の今の姿に複雑な想いを抱く麗子。これを機に、香子は通天閣の将棋センターの常連に、 麗子は、母の実家・芦屋に憧れる。
 そして、時が過ぎ、2人は18歳に。麗子(菊池麻衣子)は有名進学校に通い、一方、香子(岩崎ひろみ)は将棋に明け暮れて高校留年の危機に陥っていた。

 ここまでが、第1回から8回までのマナカナ少女編のストーリーだ。

 

 番組終盤、マナカナが再登場!

 ドラマの冒頭、わずか8回で大人気となった2人。「もう一度、マナカナを見たい!」という視聴者からの熱烈ラブコールを受 けて、番組終盤の3月12日(水)から、麗子の双子の娘として再登場した。役名は、黒岩真実(茉奈)と玲実(れみ)(佳奈)。 真実は麗子に似た優等生、玲実は香子そっくりのお転婆という設定だった。

 時代は、2001年。麗子(菊池麻衣子)は幼馴染の黒岩政夫(伊原剛志)と結婚、天下茶屋ですっかり「バーバー黒岩」のおかあちゃんになっている。双子の姉、真実は、母・麗子がかつて京都大学を卒業し、"豆腐ビジネス"の経営に辣腕を振るっていたことを知り、現在の母親の姿に反発する。
 自分に似た娘に、自分の生き方を否定された麗子は傷つきながらも、真実と向き合う。そんな母に真実ようやく心を開き、家族の心はひとつになっていく・・・麗子とマナカナ演じる娘たちの、そんな葛藤が物語の終盤を彩った。

 放送1週目で、日本中のアイドルとなったマナカナの2人。「双子」という同じ設定を演じてどうだったのか、当時のインタ ビューでこう答えている。
 「もとはほとんど同じような性格だったのに、だんだん役柄に近づいて、(性格が正反対の)麗子と香子になりきっていまし た」
 外見は瓜二つだが、性格も立ち振る舞いもまったく違う2人を伸び伸びと演じ、その自然な姿が人気を呼んだのだろう。

  このマナカナの2人が、2008年9月29日(月)から始まる連続テレビ小説79作目『だんだん』のヒロインとして帰ってくる。今回は、茉奈が「自由奔放な性格の路上ミュージシャンの女子高生」、佳奈が「伝統と格式の京都・花柳界で厳しく育ち、芸の道一筋の舞妓」という、『ふたりっ子』の時とは正反対の役柄を演じる。
 ことし(2008年)3月に関西学院大学を卒業し、すっかり成長した2人の演技が楽しみだ。


◇放送期間:1996(平成8)年10月7日~1997(平成9)年4月5日
◇放送時間:総合テレビ 月曜~土曜 8:15~8:30
◇脚   本:大石静
◇音   楽:梅林茂
◇主  題  歌:「ナチュラル」歌・NOKKO
◇制作統括:二瓶亙
◇演   出:長沖渉 西谷真一 鈴木圭 東山充裕
◇主な出演者
        野田香子:三倉佳奈→岩崎ひろみ
        野田麗子:三倉茉奈→菊池麻衣子
        野田光一(父):段田安則
        野田千有希(母):手塚理美
        有沢英之(祖父・千有希の父):高島忠夫
        有沢理佐子(祖母・千有希の母):香川京子
        有沢可奈(曽祖母・英之の母):丹阿弥谷津子

        佐伯銀蔵(かけ将棋の"真剣師"):中村嘉津雄
        米原公紀(香子の将棋の師匠):桂枝雀
        米原桂子(公紀の妻):三林京子

        森山史郎(天才棋士・香子の夫に):伊藤譲二→内野聖陽

        海東壮平(海東財閥の御曹司・麗子と交際):山本太郎

        黒岩良夫(近所の理髪店):宮川大助
        黒岩伸代(良夫の妻):宮川花子
        黒岩政夫(黒岩家の息子・麗子の夫に):伊原剛志

        谷武蔵(近所のたこやきビリヤードのマスター):河島英五
        オーロラ輝子(新世界歌謡劇場の演歌歌手):河合美智子


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みなさんからの投稿

  • 二人っこの主題歌のナチュラルの歌録音したいのですが
    なかなか探してもできません
    誰かナチュラルの歌知りませんか?
    私今非常に困っています

    匿名希望|投稿日2012年10月06日 16:10

  • 「闘魂」を「豆魂」としていたお豆腐やさんのお父さん。双子が入れかわってのひと騒動など、マナカナ時代の印象が大きく残っているドラマです。 後半、将棋会館の職員?役での國村隼さんの演技がなぜか気になっていました。ぜひもう一度見てみたいドラマですね。

    omame|投稿日2008年09月23日 06:23

  • >更紗さん
    千有希と、NOKKOの表記について、私のうっかりミスをご指摘いただき、ありがとうございます。直しました。

    アカイさん|投稿日2008年09月22日 14:10

  • 子どもが幼稚園に入園した年なので、このドラマは前期の「ひまわり」ともどもとても印象に残ってます。ちょうどお弁当を作ってる時間だったんですよ(笑)。
    子ども時代が大好評だったので、本来ないんだけど、回想シーンとして、浴衣姿でお父ちゃん(段田さん)と花火をしているところを急遽撮影したとか、っていうのは知ってますが、ワタシ的には、子ども時代にはそんなに思い入れがないですねぇ(スミマセン)。可愛かったけどね。
    森山さん(内野さん)と香子、麗子がちょっとした三角関係になっちゃったり、お父ちゃんとオーロラ輝子のあれやこれや、香子と森山さんの離婚などなど、やっぱり二人がおとなになって葛藤する場面の方が好きでしたね。
    あと、香子と対戦する棋士を、古田選手とか、茂山宗彦さんが演じられてたり、本人役で谷川浩司さんが出られたってことの方が印象的でした。
    周囲の人たちのそれぞれの場面も楽しくて、香子の師匠夫妻を演じられた枝雀さんと三林さんのやりとりや、マサ(伊原さん)とその両親(大助・花子さん)の場面が可笑しかったのが思い出されますねぇ。

    更紗|投稿日2008年09月20日 11:12

  • 名前間違ってますよぉ~。
    「千有希」と書いて、「ちあき」ですよぉ~(笑) “ちゆき”なんて書かんといてぇ~(笑)。
    主題歌を歌ったのは、「NOKKKO」じゃなくて、「NOKKO」ですよぉ?。「K」多すぎぃ~(笑)

    更紗|投稿日2008年09月20日 01:00