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勉強をオケイコに変えた
美女たちの登場
2010年3月5日(金)
NHK教育テレビの語学講座は1959(昭和34)年に英語、ドイツ語、フランス語の3つの言語で放送が始まった。その後、1967(昭和42)年に中国語とスペイン語、1973(昭和48)年にロシア語、1984(昭和59)年にハングル、1990(平成2)年にイタリア語と、時を経るごとにその幅を広げていった。
90年代半ばまでの語学講座は、母国語とする外国人ゲストによる発音の見本と、大学の先生による文法の解説というのが定番のスタイルだった。
ところが、1996(平成8)年の『イタリア語講座』が、それまでの語学講座のイメージを一変させる。番組に登場したのは、イタリア語初心者の女性タレントと陽気なイタリア人のコンビだったからだ。
この試みは、フランス語やスペイン語など他の語学講座にも広がっていく。次々と美女と明るい外国人講師のコンビが登場し、新たな視聴者層を獲得するようになったのだ。
今回は、とっつきにくいという印象のあった外国語講座の番組を、制作スタッフたちはどのように変えていったのかについてお話ししよう。

『イタリア語講座』(2000年度) 『イタリア語講座』(2003年度)
北原奈々子(タレント)と ジローラモ・パンツェッタ(左)と
ジローラモ・パンツェッタ 土屋アンナ(右/モデル・歌手・女優)
新参イタリア語の挑戦から生まれた新スタイル
1990(平成2)年にスタートした『イタリア語講座』は、当時、語学講座の中では最も遅い放送開始の新参番組だった。放送開始からしばらくの間は、他の語学講座と同様に、「イタリア人ゲストの話すイタリア語を日本人の大学の先生が文法で解説する」というオーソドックスなスタイルだった。
しかし、開始間もないイタリア語はなかなか視聴者に広がらなかった。担当ディレクターは、従来の伝統的スタイルで視聴者との距離を縮めることに難しさを感じていた。そんな時、収録時間の合間、スタジオのイタリア人ゲストが流ちょうな日本語で話し、スタジオを明るい雰囲気にしていることにヒントをもらう。
何回かの試作番組を経て、1996(平成8)年4月から"入門シリーズ"として衣替えした『イタリア語講座』は、イタリア語が話せない日本人生徒に、イタリア人の先生が教える新しいスタイルでスタートした。
その先生役こそ当時、スタジオの雰囲気を思いっきり明るくしていた陽気なイタリア人ゲスト、ジローラモ・パンツェッタだった。ジローラモ先生は文法解説なし、まずは一言か二言使ってみる、というスタイルで新しい視聴者層を広げていった。
若い女性をターゲットに
新しいスタイルの『イタリア語講座』には、若い女性を中心とした"イタリアブーム"という追い風が吹いた。ティラミスやパンナコッタというデザートが巷で広がり、ファッションもイタリアブランドが急速に広まるというイタリアブーム。
スタッフは、このイメージをどう活かし、どうやったら見ている人が主人公になって一緒に楽しんでもらえるか、考えた。
そして、若い女性をターゲットとすべく、生徒役として当時、女性向けファッション誌のモデルとして活躍するタレントの板谷由夏に白羽の矢をたてたのだ。
彼女自身、起用当初はイタリアに特別な関心があった訳ではなかったが、いろんなことに挑戦してみたいという意欲と、明るいキャラクターが番組の大きな魅力となった。
ゴガク系7人の女たち
『イタリア語講座』がその後も毎年、若い女性タレントを起用し続けるなか、1999(平成11)年にはドイツ語が、翌年は中国語とフランス語が相次いで同様のスタイルを採用する。
そして、2003(平成15)年にはドイツ語=市川実和子、フランス語=池澤春奈、中国語=清水ゆみ、スペイン語=長澤奈央、ロシア語=金田美香、ハングル=三津谷葉子、イタリア語=土屋アンナと、7つの語学講座の生徒役がすべて女性タレントという語学講座番組の一大変革を迎えることになったのだ。

ポスターも7人一緒のものが登場し、PRソングが作られ、放送開始から3か月たったこの年の7月には、7つの語学講座番組を横断的に紹介する『ゴガク系7人の女たち ようこそ外国語の世界へ~7言語番組総集編』が放送された。
勢いはとどまらず、同年11月には、語学講座のヒロインたちが登場するドラマまで放送された。タイトルは『ゴガクミステリー消えた超翻訳機の謎~語学探偵アンナ&ゆみ』。発表直前に盗まれた最新型翻訳機の行方を捜すというミステリー仕立てのドラマだった。まさに語学番組が勉強というイメージから、ゴガクというオケイコに変わった分岐点だろう。
その後も美女タレントを起用する語学番組が続き、初心者が楽しく勉強できるというスタイルは主流になった。
ことし(2010年)2月1日に発表された2010年度のゴガク系出演者も、華やかな美女たちが勢揃いしている。
欧州系ゴガク4番組の出演者発表(左から)
『テレビでスペイン語』 片瀬那奈
『テレビでフランス語』 知花くらら
『テレビでドイツ語』 原沙知絵
『テレビでイタリア語』 萬田久子
これまでに語学習得の挫折や中断があった方には、是非彼女たちと一緒に番組を楽しみながら、ゴガクのオケイコに頑張って欲しい。















NHKの語学講座、特にフランス語はもっと伝統があるでしょ。
古くはフランソワーズ・モレシャンさんやその後、銀行のCMとかででも活躍するジェリー・ドレフェスさん。また井川遥さんが出演した時は、番組出演中にブレークした記憶が。
(Bigboss)
投稿日2010年05月08日 20:59
語学講座の美女は、アンナベズグラヤしかいないはずだっ!アンナ目当てに訳のわからんロシア語講座を見ていた。唯一覚えたのは、ダバイミーアパピヨンチャユ(お茶しない?)だった。アンナベズグラヤにもう一度会いたい。
(きくまる)
投稿日2010年07月26日 22:07
語学講座の「美女」じゃなくて「美男」(っていうか、色気があっていいなぁ~)と思ったのは、ドイツ語講座のミヒャエル・ミュンツァーさんですかね。
「美男」っていうか「色男」って感じかな、イケメンではないけどなんか魅力的でした。
吉永小百合さん主演の「国境のない伝記」で、クーデンホーフ・カレルギー伯爵を演じられました。
「美女」っていうか、可愛いなぁ~って思うのは、マーシャ・クラッカワーさんかな。
(更紗)
投稿日2010年10月11日 18:57
ミヒャエル・ミュンツアーさんって、もしかしたら、小塩節さんが講師だった頃の(1977年頃)テレビのドイツ語講座に出ていらした方かしら? 当時はドイツ語なんて全くわからなかったけれど、講師をはじめ出演者の方々のスキット(?)が面白く、朝の時間帯でよく見ていました(ラジカセで音声だけ録音していました。まだ持っていますよ…当時のテレビとラジオのスキット、歌などが入っています。テキストも置いとけばよかった…と後悔です)。
マーシャ・クラッカワーさんも好きな英語の美女でしたね。
(omame)
投稿日2010年10月13日 08:01
ミヒャエル・ミュンツアーさんは、ドイツ語の小ドラマの演出もされていたような覚えがあります。出演者が、小道具だけで、シュツエーションをこなしていました。タレントズーヘという小咄は、しっかり今でも憶えています。フランス語の方も、そのころは、生き生きとしていました。ご兄弟か、血縁者は、哲学とか文学だったか、かなり有名な方で、朝日新聞に記事が出た覚えがあります。今でもご存命でしょうか。
(Larry@知多半島)
投稿日2011年06月30日 16:08