| コメント:3 |
藤子不二雄の自伝漫画をドラマ化
手塚治虫も実名で登場!
2009年8月28日(金)
「ドラえもん」「怪物くん」「パーマン」などでおなじみの漫画家・藤子不二雄のふたり、のちの藤子不二雄A(※Aは丸囲み)と藤子・F・不二雄。彼らの漫画家への道のり、自立していく姿をドラマ化して人気を博したのが、銀河テレビ小説『まんが道』(1986年)と、続編『まんが道(青春編)』(1987年)だった。
現在、NHKの衛星放送では、『週刊 手塚治虫』(BS-hi月曜、BS2 金曜)で手塚治虫のぼう大な作品世界の魅力を紹介しているが、その手塚治虫にあこがれて漫画家を目指したふたりの物語を振り返ってみよう。

まんが道(青春編)
満賀道雄(左・竹本孝之)
と才野茂(右・長江健次)
トキワ荘への道
いまや日本の漫画は"Manga"として世界各国に広まり、日本が発信する文化と捉えられるほどメジャーな存在になった。しかし、『まんが道』の主人公が漫画家を志した昭和20年代後半は、まだ現在ほどの市民権を得ていたわけではなかった。そんな時代に、漫画家への夢を抱いて故郷の富山県高岡市をあとに上京したのが、藤子不二雄のペンネームで数々の人気漫画を生み出した漫画家の安孫子素雄(=藤子不二雄A)と藤本弘(=藤子・F・不二雄)だった。
物語は、満賀道雄(安孫子素雄がモデル/演:竹本孝之)と才野茂(藤本弘がモデル/演:長江健次)の高校時代からスタート。卒業後、いったんは地元で就職したふたりが、やがてプロの漫画家を目指して上京。手塚治虫が暮らし、のちに漫画家の聖地といわれるようになったトキワ荘に入居するまでが『まんが道』で、さらに仲間たちと漫画家修業にまい進する日々が、続編の『まんが道(青春編)』で描かれた。
実在の漫画家、誰が誰を演じたか
新漫画党の若手漫画家たちがお互いを磨き合っていたトキワ荘。ドラマには、主人公あこがれの手塚治虫をはじめ、実際に住んでいた漫画家や出入りしていた漫画家などが実名で登場した。その興味深い配役は次のとおり。
手塚治虫 :江守 徹
寺田ヒロオ:渡辺寛二/河島英五(青春編)
石森章太郎(のちの石ノ森章太郎):小野寺丈
赤塚不二夫:松田洋治
森安なおや:森川正太
鈴木伸一 :新井つねひろ
永田竹丸 :西山浩司
角田次朗(のちの つのだじろう):須間一也
ちなみに、若き日の石森章太郎を演じた小野寺丈は石森の息子である。
原作者が出演
ドラマの原作者でもある安孫子素雄は『まんが道(青春編)』に出演している。
主人公の道雄、茂らが集まったバーの酔客という役どころ。若き漫画家たちに「なろー、なろー、あすなろー。あしたはひのきになろーだ。な、青年諸君、ま、がんばってちょーだい。サヨナラ」と声をかけて出て行くのだが......。
原作の安孫子素雄 登場(中央)
実は安孫子は、収録当日までセリフがあることを知らされていなかった。「まさかセリフと演技まであるなんて」とびっくり。しかし、いざ本番では堂々とした"酔っぱらい"ぶりでスタッフを感心させた。本人いわく「酔っぱらいには慣れてますから」とのこと。
藤子不二雄の半生を描いた『まんが道』のドラマ化に、「あのころの記憶がよみがえってきてとても楽しい」と、語っていた。
『まんが道』は、藤子不二雄の自伝的漫画作品が原作だった。漫画とドラマは別物として楽しむファンもいるが、『まんが道』は熱烈な藤子不二雄ファンからも支持され、続編となる『まんが道(青春編)』が制作された。
また漫画の絵で見ていたトキワ荘や当時の世相、風景が、映像で見られたことも喜ばれたようだ。
銀河テレビ小説『まんが道』
◇放送期間:1986(昭和61)年11月17日~12月5日(全15回)
◇放送時間:総合テレビ 月曜~金曜 21:40~22:00
◇原作:藤子不二雄
◇脚本:大久保昌一良
◇出演:満賀道雄 :竹本孝之
才野茂 :長江健次
寺田ヒロオ:渡辺寛二
満賀君江 :冨士真奈美
手塚治虫 :江守徹 ほか
銀河テレビ小説『まんが道(青春編)』
◇放送期間:1987(昭和62)年7月27日~8月14日(全15回)
◇放送時間:総合テレビ 月曜~金曜 21:40~22:00
◇原作:藤子不二雄
◇脚本:布勢博一
◇出演:満賀道雄 :竹本孝之
満賀君江 :冨士真奈美
才野茂 :長江健次
才野民子 :天地総子
大桑記者 :ケーシー高峰
手塚治虫 :江守徹 ほか
(2009年8月28日 記)













しっかり見ていましたよ!フィクションも入っていたと思うものに、当時は全て本当の出来事だったんだ!と信じていました。寺田ヒロオ役の河島英五さんの、のほほんとした演技が印象に残っています。
ずっと後でトキワ荘のドキュメンタリーや、手塚治虫さんの番組が放送されたとき、このドラマを思い出して「やはりそうだったのか」などと納得したことを覚えています。
(omame)
投稿日2009年08月30日 07:46
「フジオ」つながりで“赤塚不二夫”を思い出しちゃったんですけど、そういえば赤塚先生のドラマもありましたよね。
堤大二郎さんが赤塚先生で、お母さんが佐久間良子さんのドラマ。
「まんが道」もだけど、何気に主人公がカッコいいんですよね。あ、先生方の若かりしころも美青年でしたけど!(笑)
(更紗)
投稿日2009年09月01日 09:46
>更紗さん
赤塚不二夫さんのトキワ荘時代を描いたドラマ新銀河『これでいいのだ』ですね。お父さん役は中村嘉葎雄さん、奥さん役は田村英里子さんで、1994年8月22日~9月15日まで全16回で放送されました。
ドラマの後半、原作者でもある赤塚不二夫さんが、“スナックでカラオケを熱唱する酔っ払い”役で1シーンのみ出演されたのも思い出されます。
(アカイさん)
投稿日2009年09月01日 11:43