明るいなかま

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♪なかま、なかま、な~か~ま~
24年間放送された長寿道徳番組


番組ノート

2009年2月13日(金)

 『明るいなかま』は、小学校5、6年生の道徳の授業向け学校放送番組。視聴者層と同学年の子どもたちが、学校や地域で直面するさまざまな事柄にぶつかり、悩み、解決していく生活ドラマで、1962( 昭和37)年~86(昭和61)年まで、24年間放送された。
その後、『あしたへジャンプ』『虹色定期便』『はばたけ6年』などを経て、現在の『道徳ドキュメント』へ と続いている。
 なお、同時期に放送されていた、同じ道徳の学校放送番組『みんななかよし』(「♪口笛ふいて~」 のテーマ曲でおなじみ)は小学校3、4年生向けであり、現在の『さわやか3組』がその後継番組である。

nakama nakama

「♪なかま、なかま、な~か~ま~」印象に残るオープニング曲

 校庭で活発にタイヤ跳びやうんていをする子どもたちをバックに流れるのがこの曲。中山千夏(番組後期は大和田りつこ)の歌声で、とくにラストの「なかま、なかま、な~か~ま~」が 印象強い。

 「明るいなかま」 作詞 岩間芳樹 作曲 広瀬量平

あいつを はじめて 知ったとき
じろりと にらんだ だけだった
いやなかんじと おもったけれど
はなしのわかるやつだった
けんかもしたさ なかまだもんな
なかま なかま なかま

あいつが その朝 こなかった
ぽつんと つくえが あいていた
なんだかやっぱり 気になるんだよ
きのうのうちに ごめんなと
いえばよかった なかまだもんな
なかま なかま なかま

班長はつらいよ

 「転校生」「ひきょうなやつ」「つげぐち」「二人のひみつ」・・・。放送されたタイトルを見ると 、小学校高学年の子どもたちがぶつかる、友だちや学校生活のさまざまな悩みをリアルに描いた番組が思い起こされる。
 今回は、番組後期の1985(昭和60)年4月8日放送分「掃除当番」(作・川崎九越)のストーリーをご紹介しよう。

 浩一は小学校5年生。新学期から新しいクラスになった期待と不安で少し戸惑い気味。班長を任されたが、どうしたらよいか、よくわからない。
 掃除の時間。浩一が水くみに行っている間、同じ班の男子の坂本君と井上君はふざけてばかり。一生懸命ゴミ拾いや雑きんがけをしている女子たちがついに怒って「やる気がないなら、出ていきなさいよ!」と彼らに詰め寄ると、「ああ出て行ってやるさ」と2人は校庭に行ってしまう。そこに、浩一が戻 ってくると、女子たちから「班長がしっかりしないからよ」と責められてしまう。浩一は思わず「僕だって班長になりたくてなったわけじゃなく、みんなから指名されたから仕方なく・・・」と答えると、「情けない」「頼りない」とさらに冷ややかな態度をとられることに。
 放課後、浩一が坂本君に「明日は掃除をまじめにやってよ」と持ちかけるが、「班長づらしやがって 」「女子たちが謝ったら戻ってやってもいい」と、まったく取り合ってくれず、浩一はますます悩んで しまう。

 翌日の掃除の時間、井上君はまじめに掃除をしてくれるようになったが、坂本君はやはりどこかへ行 ってしまっている。そこに担任の先生が見回りに来て、「あら、坂本君は?」と尋ねると、浩一は「いま、ゴミ捨てに行っています・・・」と苦し紛れの弁解。この姿を見て、女子たちはますますいきり立ち「何であんなヤツをかばうのよ!」「先生からガツンと言ってもらいなさいよ!」と浩一を突き上げ る。

 その夜、散々悩んだ浩一は、坂本君の家まで行って説得しようとするも、「坂本君はカッとなりやすい性格だから・・・」と躊躇して彼の家の前でUターン。結局何もせずに帰ることに。

 ところが翌日、なぜか掃除の時間に坂本君が「おれ、今日からバリバリ掃除するよ」と張り切っている。あきれる女子。理由がわからない浩一が井上君に尋ねると、「昨日、先生にウソをついてまでかばってくれたから、浩一を班長として見直したんだって」というのである。

 浩一は、先生にウソをついたのは坂本君をかばおうとしたからではなく、単に自分が班長として先生から責任を追及されたくなかったからであったことをとても恥ずかしく思い、今度は責任をもってきちんと話し合おうと心に決めるのであった・・・。


 

 「道徳の時間は、学校でテレビが見られるから楽しみ」といった思い出のある人も多いのではないかな。また、「学校をカゼで休んだときに家で見た記憶が・・・」という人もいることだろう。

 ところが、オープニングはよく覚えているけど、ドラマの内容はまったく思い出せないという声も。 今回ご紹介した「掃除当番」のように、学校のクラスでよく起こりがちな、でも子どもたちにとっては悩ましく、深刻なテーマを毎回取り上げていたのだ。

 ところで、現在の小学校5、6年向けの道徳番組はどのような番組かご存知かな。ぜひ、『道徳ドキュメント』のホ ームページをのぞいてみて欲しい。番組のダイジェスト版も、動画でご覧いただける。時代も移り 、『明るいなかま』のころとは、ずいぶんと雰囲気が異なっていますぞ。


◇放送期間:1962(昭和37)年4月13日~1986(昭和61)年3月17日
◇放送時間:教育テレビ
  1962年度(前期) 土曜 11:30~11:50
  1962年度(後期) 金曜 10:00~10:20
  1963年度         金曜  10:00~10:20
  1964年度          土曜  11:40~12:00
  1965~1979年度  木曜  11:40~12:00
  1980~1984年度  木曜  11:45~12:00
  1985年度      月曜  14:00~14:15

※番組は同じ内容のものを2週連続(今週が新作なら、翌週は同じものの再放送 )というサイクルで放送されていた。これは学校の授業で使用するための利便性に配慮してとられた放送形式だった。

◇主な出演
1962年度 樋口功、高尾仁
1963年度 南谷智晴、早崎恵、川田一恵、佐藤陽一
1964年度 臼田早世、村上あづみ、石原勉
1965年度 臼田早世、二木まこと、安島雅春、保科三良、中川明、福岡純子1966年度 老川輝明、工藤富子、降旗文子、劇団こけし、劇団こまどり、
       東京放送児童劇団
1967年度 桜井千佳子、金子由利枝、竹内泉、柴崎敏、劇団こけし、
       劇団こまどり、東京放送児童劇団
1968年度 東京放送児童劇団
1969年度 東京放送児童劇団
1970年度 劇団こまどり
1971年度 山田隆夫、平林茂、劇団こまどり
1972年度 東京放送児童劇団
1973年度 安東結子、星野利晴
1974年度 林ゆりか
1975年度 林ゆりか
1976年度 曾田博彰
1977年度 東京放送児童劇団
1978年度 長谷川潤、小山麻美、岡村悦明
1979年度 窪田尚史、劇団ひまわり
1980年度 中村雅紀、市原清彦
1981年度 榎本哲也、多田幸男
1982年度 七五三木猛明、丸山持久
1983年度 七五三木猛明、内八重友賀
1984年度 森田隆史
1985年度 山本泰三、田中理子

みなさんからの投稿

道徳の前の休み時間って、日直がテレビが置いてある棚のふたを開けて、教室の前半分のカーテンをしめるんですよね。でも道徳なのにテレビじゃない時があって「何でだよ~」ってガッカリした覚えがあったのは、毎週放送じゃなかったからなんですね。この歳になってようやく謎が解けた。でも「明るいなかま」と「みんななかよし」の違いは正直よく覚えてない・・・

(だいこん)

投稿日2009年02月15日 01:20


うーん、浩一君ツラいなあ。たわいもない子どもの話に見えるけど、大人になっても職場じゃ何だかこれと似たような人間関係のもつれって結構あるし、身につまされますね・・・

(liken)

投稿日2009年02月19日 01:30


「あかるいなかま」「みんななかよし」に出演していました。私にとって人生の宝といえる貴重な思い出です。19××年度の出演者の中に[ふーちゃん]の名を見つけてとても嬉しくなりました。
劇団こまどりの稽古場で一緒に稽古しました。いま[ふーちゃん]はどうしてるんでしょう、誰か知ってたら教えて!
私はいま港区青山の六階でこの画面見てま~す。

(こまどりの稽古場楽しかったe)

投稿日2009年03月02日 17:55


1970年代初期の「みんななかよし」だったと思います。主人公(パン屋の息子)の父が加藤精三(星一徹の声)さん、母が加藤みどり(サザエさん)さんの時があったと記憶していますが、この記憶、合っているでしょうか…。

(地理)

投稿日2009年08月17日 20:51


「大きくなる子」「みんななかよし」「あかるいなかま」という流れで、道徳の学校放送を見ていました。(昭和46年~昭和51年)
「大きくなる子」は人形劇。蒸気機関車が走る村を舞台に物語が展開していたと記憶しています。
印象的だったのは3月番組の改変期(年度末)、登場人物の一人の駅長さんの台詞で、「もうすぐこの駅に走る蒸気機関車のいなくなります。私も(転勤で?)お別れです。」いうものがありました。
おりしも国鉄の無煙化(動力近代化計画)が進行中。全国各地で、蒸気機関車が消えていく時代でした。子供ながらに、世情を反映したストーリーに納得した覚えがあります。
「みんななかよし」(昭和48年視聴)主人公の男の子(ケンチ?)の家は豆腐屋でしたねェ。

(東日本橋両国)

投稿日2009年11月22日 20:40


1971年。山田タカオさんと出てた弥生さん役の美少女は今頃どうしているのかな。いつも心に残っています。清楚で賢く静か。最近の女の子はきれいでもあまりに勝気な目が苦手ですが、この子の目は非常に優しかった。残された時間が少ないので、昔のこと、甘い思い出をどうにか心に留めたい。

(思い出は永遠に)

投稿日2010年08月24日 21:37


アカイさん、「弥生」さんが今どうしていらっしゃるかをご存じですか?そして、あの頃の動画を見ることはできないものでしょうか。昔、彼女にソックリな子がいました。友人の一つ年上のお姉ちゃんでした(若い頃に亡くなりましたが)。どなたかご存じの方がいらっしゃいましたらお知らせください。

(永遠)

投稿日2010年08月28日 17:17


うわぁ、最高になつかしい。大好きだったな。オープニングの歌も大好きだった。一人で学校帰りに、なぜかこっそりよく歌ってた気がする。ぼくが見ていた頃は白黒だったような?71年とか72年だと思うんだけど。教室のテレビそのものが白黒だったのかな。ビデオというか、DVDにならないかな~。欲しい!

(ユーリ・マロエフ)

投稿日2010年09月07日 00:39


>思い出は永遠に さんへ
遅くなってしまいました。1971年の弥生さん役の美少女についてですが、番組の映像もなく台本なども探してみたのですが…。残念ながらわかりませんでした。

(アカイさん)

投稿日2010年09月09日 18:24


「明るいなかま」オープニング曲の3番の歌詞が掲載されていないので、ここに書いていいですか?
大好きな曲で、当時いつも口ずさんでいたので、はっきり覚えています!

あいつは ときどき 大人びて
ふぅ~っと ため息 つきながら
つまらねえやと 言うことがある
黙ってオレは見てるけど
わかる気もする なかまだもんな
なかま なかま なかま

今でも時々このメロディーが頭の中に流れてきます♪

(あっちゃん)

投稿日2010年12月01日 20:42


思い出は永遠にさん、弥生ちゃんのこと、オレも好きだったんです。あの子は良かった!今でもオレの中では理想の少女です。ところで、山田タカオさんて弥生ちゃんの消息って知らないかな?なんて、ふと思ったんですが、どうでしょうかねェ。それか劇団こまどりに誰か知ってる人がいたりするかも。彼女、今頃50歳は過ぎてるなあ。でもきっとあの子ならスッとした上品な中年の女性になっているんだろうなあ。ほんと可愛かった~。

(愛猫の名はスペンサー)

投稿日2011年01月09日 03:52


こんにちは、出てきた外人のジェーンさんについて教えてください。お願いします。

(さかい)

投稿日2011年10月10日 18:14


>さかいさんへ

ジェーンさん…。調べたところ「ジェーンさんの本」(1980年11月)、「さようならジェーンさん」(1981年3月)の2回放送がありましたが、詳しい事はわかりません。申し訳ないです。

(アカイさん)

投稿日2011年10月11日 11:35


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アカイさんが書きつけてきた、番組資料の膨大な数のノート『アカイさんノート』には、みんなが知っている有名な番組から思い出すのに苦労するような番組まで、メモや写真で事細かに記録してあります。

読めば読むほど、番組の様子やその当時のことが思い起こせる『アカイさんノート』。
さあ、みなさんもアカイさんと一緒に、NHKアーカイブスの奥深~い世界をのぞいてみましょう!

愛犬ブースとともにみなさんからの投稿を待っています。


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