少年ドラマシリーズ 『七瀬ふたたび』

ドラマ昭和50年代1970年代さ-そな-の


超能力を持った美少女の悲劇
“少年ドラマシリーズ”不朽の名作


番組ノート

『七瀬ふたたび』は、筒井康隆の同名小説が原作のSFドラマ。超能力を持つ若者たちの孤独と受難を描いた。少年ドラマシリーズの90作目として、1979(昭和54)年に全13回で放送された。2008年10月からの、平成版『七瀬ふたたび』の放送にあわせ、“元祖”のストーリーを振り返ってみよう。

列車事故のイメージを感じた七瀬 ノリオの義母にののしられる

恒夫が発した事故のイメージを感じる七瀬   ノリオの義母にののしられる


 あてのない旅に出る七瀬

 テレパス(=他人の心が読める超能力者)の主人公・火田七瀬は、自分の持つ超能力に疲れ、ひとりあてのない旅に出た。たまたま乗った列車の中で七瀬は、予知能力を持つ恒夫が発した列車事故のイメージを受け取る。七瀬のほかにも同じイメージを受け取った人間がもう一人いた。同じくテレパスの少年ノリオだった。

 七瀬たちは他の乗客に警告するが信じてもらえず、やむなく自分たちだけ下車することに。列車事故が本当に起こったことにより、化け物のような扱いをされてしまう七瀬はノリオを連れて、再びあてのない旅に出るのだった。

 安住の地を求め北海道へ

 超能力を隠して生きたいと東京で暮らすことにした七瀬は、バーでホステスとして働いていたが、客に銃で狙われたところを同じ店で働く黒人青年の念動力者ヘンリーに助けられる。隠しても隠して現れてしまう超能力。

 七瀬、ノリオ、ヘンリーは、安住の地を求めて北海道に渡ることにした。北海道行きのフェリーの船上、タイムトラベラーの藤子と出会い、起こるはずだった殺人事件を阻止する。

 暗殺者たちとの最後の戦いに

 北海道にたどり着いた七瀬たちは、自分たちの出自の謎を解き、永住できる場所を求めてさまようのだった。ルポライターの山村が超能力者を取材するため、七瀬たちを北海道まで追ってくるが、やがて彼は七瀬たちの唯一の理解者になる。

 北海道で暮らす土地の購入資金を稼ぐために、七瀬と山村はマカオのカジノに飛ぶが、対テレパスの特殊訓練を受けた暗殺者たちに命を狙われる。北海道まで超能力者たちを追ってくる暗殺者。“安住の地”で最後の戦いが始まった。

 

 主な登場人物と超能力

 火田七瀬(多岐川裕美) 他人の心が読めるテレパス能力
 岩淵恒夫(堀内正美)  予知能力
 ノリオ(新垣嘉啓)   七瀬と同じテレパス能力
 ヘンリー(アレクサンダー・イーズリー) 手を触れずに物を自由に操る念動力
 漁藤子(村地弘美)   時間をさかのぼれるタイムトラベラー
 山村栄一(高橋長英)  七瀬たち超能力者を支援するルポライター


 『七瀬ふたたび』は、主演・多岐川裕美さんの透明感のある美しさ、悲劇的な結末などが今も伝説的に語られる“少年ドラマシリーズ”中、不朽の名作だ。多岐川さんはこの作品には思い入れが深いようで、後のインタビューでも「もしリメイクされたら何かの役で出演したい」と話していたほどだ。
そしていよいよ、昭和版からおよそ30年の時を経て、2008年10月9日(木)よる8時からドラマ8『七瀬ふたたび』がスタートする。主演は蓮佛美沙子さんだ。平成版がどのような作品になるのか、わたしも楽しみだ。みなさんもぜひご覧下さいね。



◇放送期間:1979(昭和54)年8月6日~8月18日
      全13回
◇放送時間:総合テレビ 18:00 - 18:29
◇原 作:筒井康隆「七瀬ふたたび」
◇脚 本:石堂淑朗 
◇語り手:芥川隆行
◇音 楽:鈴木征一
◇主題歌:「風信子(ひやしんす)どこへ」(作詞・作曲・歌:深野義和、編曲:所太郎)

みなさんからの投稿

このドラマって「悲劇」だったんですか?そしたら私エライ勘違いしてました。
同じような設定で、多岐川さんが美人のお手伝いさんっていうのがあって、他局だったのかなぁ~・・・、コメディーだと思ってました。っていうか、私、紹介されたあらすじを読んでも思い出せないんで、少年ドラマシリーズのは見てなかったのかもしれないなぁ~。
なんか、思い出がグダグダ(笑)。リメイク版見ますね!

(更紗)

投稿日2008年10月06日 16:03


原作の七瀬3部作を読んで以来、主人公七瀬=多岐川裕美さんの大ファンです。初めて見たのはドラマ「家族八景」。同じキャスティングで、「七瀬ふたたび」がドラマになるときいて、大変うれしかったのを覚えています。そして、LD、DVDと手に入れました。というわけで、私にとっては、七瀬といえば多岐川さんですが、今回のリメイクも楽しみです。

(風信子)

投稿日2008年10月11日 12:04


平成版「七瀬ふたたび」の番宣をみて、昔の記憶をたどりながら、待ち遠しく思っておりました。そして、多岐川さんと違った、新しい七瀬を新鮮な気持ちで観ています。
エンディングが、電車に乗っている七瀬…という記憶だけが思い起こされます。
原作が筒井康隆さんだった事に、今回気づかされ驚いています。
当時、ヒヤシンスどこへ という曲も大好きで口ずさんでいたのに、すっかり忘れてしまい、今とても気になっています。

(風歩)

投稿日2008年10月16日 21:15


コメントを投稿する

ページの一番上へ▲

 

アカイさんからのお知らせ


最近のノート


ノート内検索


最近のコメント


RSS


アカイさん

アカイさんのひと言

「ブースのNHKアーカイブス ミニテスト」のブログパーツをぜひ貼ってくださいね。

アカイさんって誰?
とじる

アカイさんとは?

一見さえないけれど、実はNHKのアーカイブス番組のことなら何でも知っている謎のおじさん。

アカイさんが書きつけてきた、番組資料の膨大な数のノート『アカイさんノート』には、みんなが知っている有名な番組から思い出すのに苦労するような番組まで、メモや写真で事細かに記録してあります。

読めば読むほど、番組の様子やその当時のことが思い起こせる『アカイさんノート』。
さあ、みなさんもアカイさんと一緒に、NHKアーカイブスの奥深~い世界をのぞいてみましょう!

愛犬ブースとともにみなさんからの投稿を待っています。