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今だけ!ここだけ!風間浦鮟鱇(あんこう)
村田優歌(キャスター)
2023年02月22日 (水)

下北半島・風間浦村の特産といえばアンコウ!
この時期、水揚げの最盛期を迎えています。
2月9日のあっぷるリポートでは、今が旬の「風間浦鮟鱇(あんこう)」を紹介。
風間浦村だからこそ味わえる、特別なアンコウ料理もいただきました!
風間浦鮟鱇(あんこう)のヒミツ
「風間浦鮟鱇(あんこう)」は、
・生きたまま水揚げされたもの
・重さ5kg以上のもの
・12月~3月にかけて水揚げされたもの
・胃の内容物を取り除いたもの
という決まりがあります。
最大の特徴は「生きたまま水揚げされる」こと。
港から2~3kmほどで海底が一気に深くなる地形が大きく関係しています。漁場が近いからこそ、生きたままの水揚げが可能なんです。
風間浦村でのアンコウ漁は「刺し網」と呼ばれる帯状の網を使って行われます。
アンコウの通り道に網を仕掛け、その網にかかったアンコウを水揚げするんです。魚が刺さったようになることから、「刺し網」と呼ばれているそう。
漁場が近いことに加えて、網を仕掛けた翌日には水揚げするため、
村では新鮮なアンコウを提供することができます。
水揚げされたアンコウは、いけすで一昼夜休ませてから最高の状態で提供されているんです。
さらに、村では資源管理を徹底。
刺し網の目を大きくすることで、大きいアンコウはかかって、小さいアンコウは逃げられるようになっています。
2kg以下のアンコウは再放流する決まりになっていて、こうした漁師さんたちの努力が持続可能な漁業を確立しています。
風間浦村で食べたい!アンコウ料理
〇アンコウ鍋
寒いこの時期に食べたくなる料理と言えば、アツアツのお鍋!
「アンコウ鍋」は欠かせません。
アンコウのうまみがたっぷりと染み出した出汁に、濃厚クリーミーなあん肝。
身体が温まり、至福のひとときでした。
〇アンコウの刺身・握り
風間浦村だからこそ食べられるイチオシのお料理が、アンコウの刺身と握りです。
アンコウって生で食べられるの!?と驚いた方もいるのではないでしょうか。
透き通った白色の身の美しいこと…
握りには、あん肝も添えられています。軍艦にはアンコウの皮を使用!
臭みが全くなく上品な味で、とても美味しかったです。
今の時期、風間浦村の多くの飲食店では、
それぞれの飲食店が趣向を凝らしたアンコウ料理を楽しむことができますよ。
風間浦鮟鱇(あんこう)感謝祭は、2月26日(土)に3年ぶりに行われます。
皆さんも風間浦村に足を運んで、ここでしか食べられない旬のアンコウを堪能してみてはいかがでしょうか?