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知って防災 いざ!の前に3種の神器 ~王林と考える 大雨への備え~
岡崎雅(ディレクター)
2022年09月16日 (金)
8月起こった大雨災害では、30以上の市町村が被災しました。
3日には「線状降水帯」が発生したと確認されています。
去年のむつ市・風間浦村を中心に被害があった
大雨災害も記憶に新しいと思います。
まもなく台風シーズン。
いつ大雨災害が自分の身に降りかかるかわかりません。
そこで、災害に備える3種の神器をお伝えします!
① ハザードマップ
こちらは河川からの浸水を想定した
青森市の洪水ハザードマップです!
印がしてあるのがNHK青森放送局のある場所。
見てみると広範囲が薄い赤色になっています。
近くに流れるのは堤川。50cm~3mの浸水が予測されています。
ハザードマップを確認するだけでも、
「いつかとは言わず、明日災害が起きるかもしれない・・・」と背筋が伸びる私です。
ぜひ皆さんも、お住まいの自治体のハザードマップを確認してみてください!
ちなみに、日本海溝地震に備えた津波ハザードマップもありますよ。
② キキクル
(左:PCからの気象庁HP 右:スマホなどからの気象庁HP)
「キキクル」とは、気象庁の「危険度分布情報」のことです。
土砂災害・洪水や浸水による災害・洪水浸水想定区域について確認できるページです。
まず、8月9日午後3時30分の津軽地方の浸水の危険度について見てみましょう。
黄色の「注意」だけではなく、
赤色の「警戒」、紫色の「危険」も多く確認できます。
危険度レベル4の紫色は自治体が避難指示を発表する目安です。
ここまでに避難を終えることが重要です。
また、黒色になっている危険度レベル5は、その地域ですでに何らかの災害が発生している可能性が極めて高い状況を示しています。
避難場所への移動も手遅れになっているおそれがあり、直ちに身の安全を確保する必要がある状態です。
キキクルでは、河川の氾濫危険度もわかります。
こちらは9日午後1時50分の弘前市周辺の画像です。
多くの河川が、洪水危険度レベル4の紫を示しています。
紫までに避難を!覚えておいてくださいね。
最後に紹介するのは、「NHKニュース・防災アプリ」です。
こちらのアプリは、
NHKのニュースがまとめて見られるほか、
今の河川の様子が画像でわかる機能があります。
王林さんも試してみました!
王林さんの地元、弘前の河川の現在を見てみることに。
弘前公園の北側のカメラマークをタップすると、
河川の様子がわかる映像を確認できます。
王林さん
大雨の日に東京にいたので、ニュースでしか見ることができなくて時差があるから心配でした。これがあればいつでもチェックできる!
「知って防災!おすすめ3種の神器」を紹介しました!
災害の危険が迫っていることを早めに知ることができれば、
災害が起きる前に自分の命を守る行動へ向かうことができます。
ぜひ、ふだんからの備えをお願いします!