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サポート詐欺に注意

執筆者梅本一成(記者)
2022年02月04日 (金)

サポート詐欺に注意

詐欺にだまされないための対策を考える「ストップ!詐欺」。
今回のテーマは「サポート詐欺」に注意です。

サポート詐欺とはパソコンがウイルスに感染したことを知らせるうその警告を画面に表示させ、電話をしてきた人からサポート費用の名目で現金をだまし取る手口の詐欺です。

警告画面

こちらは情報セキュリティーの専門機関 情報処理推進機構がインターネットで公開している動画です。
インターネットを閲覧している時に、こうした本物に見せかけた警告画面が出てくることがあります。
画面内では、実在する企業やサービスのロゴ、それにサポート窓口の電話番号などが表示され、個人情報が流出するなどといって危機感をあおっています。

実はこのような詐欺の被害が全国で急増しているんです。

サポート詐欺の被害

青森県内の被害

国民生活センターによりますと、昨年度(2020年度)、全国から寄せられたサポート詐欺に関する相談は1451件、被害額は前の年度の2.6倍にあたるおよそ1億6000万円に上りました。

今年度(2021年度)も12月末までに相談が1002件、被害額はおよそ2億2000万円とこれまでで最も多くなっています。

被害が増えている理由として、新型コロナウイルスの影響で、自宅で過ごす時間が増え、パソコンを利用する機会が増えたことも背景にあるとみられるということです。

サポート詐欺の実例

ここからは、具体的な被害の例を見ていきましょう。

2020年12月、鳥取県内の50代男性がインターネットを閲覧していたところ、「ウイルスに感染している」という警告画面が表示されました。

サポート詐欺の実例

男性は警告画面に表示されたサポートセンターの電話番号に連絡しました。

するとサポートセンターを名乗る男からパソコンの修理費用を求められ、コンビニエンスストアで電子マネーを購入し、コード番号を伝えるよう指示されたということです。

サポートセンターを名乗る男

男性は指示に従い、電子マネーを購入し、コード番号を伝えましたが「番号がエラーになっている」などと言われ、複数回にわたって電子マネーを購入し、合わせておよそ100万円をだまし取られたということです。

約100万円をだましとられる

情報処理推進機構が確認したかぎりでは、こうした警告画面が出ても、実際にウイルスに感染しているわけではないということです。

警告画面の仕組み

この警告画面は、インターネットで広告が表示される仕組みを、悪用しています。インターネットを使っているとき、さまざまな広告が出てくるのを見たことがあると思います。

警告画面が出る仕組み

ほとんどの広告は固定されたものではなく、利用者の趣味や好みなどに合わせて表示されます。

サポート詐欺はこうした広告の中に、不正なものを紛れ込ませてウイルスに感染したというその警告画面を表示させています。

警告画面への対処方法は?

警告画面への対処方法

実際にウイルスに感染したわけではないので、ほとんどの場合、警告画面を閉じるだけで、問題は解消されます。
どうしても画面を閉じられない場合は、パソコンの電源を切ることも有効だということです。

警告画面に表示された電話番号には、絶対に電話をかけないでください。

警告音やアナウンスがうるさいときは、パソコンのボリュームを下げて、落ち着いて対応してください。

うその警告か判断がつかないときは、画面をそのままの状態にして、消費者ホットライン188などに連絡してください。

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