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冬は気分が落ち込む... 解決法は?

執筆者平井良江(ディレクター)
2021年10月21日 (木)

冬は気分が落ち込む... 解決法は?

「出張!ナノコエ#3」で耳が訪れたのは、青森市に今年新しくできたあおもり駅前ビーチ(A-beach)。みなさんの声の中から今回、深堀する声は…

青森に単身赴任中の常盤浩己さんのお悩み。 冬になると周りは雪ばかり、どうしても気が滅入ってしまうそう。

青森に単身赴任中の常盤浩己さんのお悩み。

冬になると周りは雪ばかり、どうしても気が滅入ってしまうそう。

冬、気分が落ち込む原因は?

常盤さんのように、冬だけなんだか体調がよくないって経験、みなさんはありませんか?

私は、冬になると朝起きられなかったり、毎晩チョコアイスを食べて太ってしまったり、なんか自分だめだなーと落ち込んでしまいます…

ただ、この「冬は朝起きられない」「やる気が出ない」「甘いものを食べすぎてしまう」といった体の変化、ただ怠惰だけが原因ではないことが分かっているんです。

その原因とは…

冬の日照不足

実は青森市、11月から2月は、1日の平均日照時間がたった2時間ほどなんです。

さらに、冬になると、外は厚い雪雲に覆われてしまううえ、屋内で過ごす時間も増えるため、日の光を浴びる時間が減っているのです。

日の光を浴びないと気分が落ち込む理由は?

ではなぜ、日の光を浴びないとやる気がでなくなってしまうのでしょうか?

精神科医で、秋田大学大学院の三島和夫教授に話をききました。

精神科医で、秋田大学大学院の三島和夫教授に話をききました。

冬になって日照量が減ると、目に入ってくる光の量が減ってしまって、結果的に気分や意欲をコントロールしている脳内物質セロトニンの機能の低下が生じます。そのため、健康な人でも、冬には意欲が低下したり、睡眠時間が長くなったり、気分の季節変動が生じます。

セロトニンは、気分が落ち込みすぎたり、興奮しすぎたりするのを抑える気分の調整役。

目に強い光が入ることで、目の奥の細胞が刺激されてこのセロトニンの機能が高まり、気分の落ち込みにストップがかかるのです。

目に強い光が入ることで、

目の奥の細胞が刺激されてこのセロトニンの機能が高まり、気分の落ち込みにストップがかかるのです。

私たちの意欲や気分をコントロールしてくれる大事な存在、セロトニン。

この機能を高める鍵こそが、「目に入る太陽の光」…なのですが、青森の冬は晴れない日ばかりだし、部屋にいることがほとんどですよね。

セロトニンの機能を高めるには、

5000ルクスほどの光を、30分~1時間 目に入れること

が効果的だと言われています。

では、部屋にいるとどのくらいの光が目に入ってくるのか、お悩みをくれた常盤さんの家で検証してきました。

部屋の中の光の量を検証!

東向きの部屋に住んでいる常盤さん。

昼過ぎになると日の光が差し込まなくなります。

まず測ったのは、ベランダの光の量です。

まず測ったのは、ベランダの光の量です。

この日は晴れ間ののぞく曇りでしたが、9700ルクスほど光の量がありました。

この日は晴れ間ののぞく曇りでしたが、9700ルクスほど光の量がありました。

曇りでもセロトニンの機能を高めるには十分な光の量です。

一方で、ふだん過ごしている部屋は…

電気を一番明るくしても、たった700ルクスしかありませんでした。

電気を一番明るくしても、たった700ルクスしかありませんでした。

窓際と部屋中央のリビングとの落差が、かなりすごいと思いました。

太陽の光と蛍光灯などの人工の光、こんなに光の量が違うなんてびっくりです。

冬でも気分を安定させる方法とは?

セロトニンの機能を高める鍵は「光の強さ×時間」

光が強いほど、短時間、目に入れるだけでセロトニンの機能を高めることができます。

実は、雨の日でも外では5000ルクスほどの光の量が目に入ってきます。

なんだか朝起きられない、やる気が出ないといったとき、太陽の光を目に取り入れることで、体調がよくなるかもしれません。

セロトニンの機能を高めるときに注意してほしいのはこちら。

・サングラスや帽子を使わないこと
・曇りや雨の日は、太陽のある方向を見ること

サングラスや帽子を使うと、目に入ってくる光の量が激減してしまいます。

また、曇りや雪の日は太陽の光が届きにくくなっているので、できるだけ太陽のある方向を見ることで目に入ってくる光の量を増やすことができます。

日照時間が少なく、屋内にこもりがちな冬だからこそ、「目に光を取り込む」という意識をもつといいかもしれません。

光の強い窓際で、太陽の方向に目を向ける

今回、青森市では13組の方々から声をいただきました!

みなさん、ありがとうございました!

青森市では13組の方々から声をいただきました!

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執筆者 編集部
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