現代に土偶職人って!?
この土偶のなんとも言えない表情…。ゆるくて、たまらなくかわいいですよね…。
みなさん、こんにちは。最近始めた縄文遺跡めぐりを通じて、土偶や土器の魅力に目覚めた佐野です。派手なものが好きなわたしにとって、土器や土偶は地味に思えてあまり深い関心は持てませんでした。中学の修学旅行で三内丸山遺跡を訪れましたが、記憶にあるのは竪穴住居の前で同級生たちとわいわい写真を撮ったなぁ…といった思い出くらい。
それが大きく変わったのが2021年5月下旬。そうです、三内丸山遺跡など県内8つの遺跡を含む「北海道・北東北の縄文遺跡群」が世界遺産に登録される見通しになったのです。このころわたしは、とある取材先から「土偶を作っている人がいる」という話を聞きました。「土偶ってどうやって作るの…?」「いや、そもそもなんで土偶を作ろうと思ったんだろう…?」たくさんの疑問が湧いてきたわたしは、早速 “土偶職人”のもとに向かいました。