2021年04月01日 (木)ナノコエ「コロナ禍の就職活動」


これまで2回にわたって、新型コロナウイルスに関連したテーマで、皆さんの声に傾けてきました。今回からはコーナー名を「ナノコエ」と改め、テーマを問わず、皆さんから寄せられるさまざまな疑問や悩み事などにお答えしていきます。
ナノコエという名前には、皆さんのささやきのような小さな声にも耳を傾けていくという私たちの決意を込めています。

※青森の方言で「な」=あなた
※英語で「nano」=10億分の1、きわめて小さい

 

ナノコエとしての初回は、新型コロナの影響で、以前とは様変わりしている就職活動について、考えたいと思います。

 

【オンライン面接「どこを見ればいい?」】

3月5日、青森市で来年春に卒業する予定の大学生などを対象にした就職説明会が開かれました。学生たちからは、こんな悩みが聞かれました。

「対面ではなく、オンラインの面接が今後増えてくると思うので、目線をどうすればいいのか気になる」

「対面ではなく、オンラインの面接が今後増えてくると思うので、目線をどうすればいいのか気になる」

 

「カメラを見るべきなのか、画面を見るべきなのか、どうやって乗り越えていけるのか、少し不安」

「カメラを見るべきなのか、画面を見るべきなのか、どうやって乗り越えていけるのか、少し不安」

 

私は去年の春、大学を卒業し、社会人1年生として、記者として、なんとかここまでやってきました。就職活動をしていた2年前を振り返ると、面接が苦手で、とても緊張したことを覚えています。その頃はまだオンライン面接はありませんでした。コロナ禍の就職活動で多くの学生が経験することになるオンライン面接、どう乗り越えたらいいのか、専門家に教えてもらうことにしました。

 

【オンライン模擬面接を体験】

まずは外見からということで、1年半ぶりにリクルートスーツを着用。若者を対象に就職に関するさまざまな相談を受け付ける「ジョブカフェあおもり」に向かいました。

 

まずは外見からということで、1年半ぶりにリクルートスーツを着用。若者を対象に就職に関するさまざまな相談を受け付ける「ジョブカフェあおもり」に向かいました。

大学3年の私が入社試験に臨むという設定で、およそ20分間、オンラインの模擬面接をしてもらいました。

 

大学3年の私が入社試験に臨むという設定で、およそ20分間、オンラインの模擬面接をしてもらいました。

このあと、キャリアカウンセラーの中村拓哉さんから、大きく分けて3つの指摘を受けました。

このあと、キャリアカウンセラーの中村拓哉さんから、大きく分けて3つの指摘を受けました。

 

【アナウンサーが話すスピードで】

1つめは話すスピード。

対面でもオンラインでもハキハキ話すということが重要だということです。

対面でもオンラインでもハキハキ話すということが重要だということです。私は少し早口だったようで、早口だと聞いている面接官はいつ話が終わるのか、今、質問してもいいのか、はかりづらいということでした。放送局のアナウンサーがテレビで話す程度のスピードを意識するといいということです。

 

【パソコンを高い位置に置く】

2つめは目線です。

2つめは目線です。

私はパソコンの画面に映る面接官の表情が気になり、目線が下になりがちでした。

私はパソコンの画面に映る面接官の表情が気になり、目線が下になりがちでした。画面はちらっと見る程度にし、パソコンのカメラを意識する方がいいということです。学生の多くは、分厚い本を積み重ねた上にパソコンを置くなどして、カメラの位置が目線と水平になるように工夫しているということです。

 

【ふだんの3倍の笑顔で】

3つめが表情です。

私は話すことに必死で、表情が少し硬かったようです。

私は話すことに必死で、表情が少し硬かったようです。オンライン面接では、私たちが思っている以上に表情が見えづらいので、中村さんもふだんの3倍の笑顔を見せるようにカウンセリングなどで指導しているということです。

 

【オンライン面接の難しさを実感】

【オンライン面接の難しさを実感】

オンラインでの模擬面接を通じて、思った以上に面接官の表情が見づらく、カメラを意識することが難しいと感じました。中村さんからは、とにかく自信を持って、笑顔でオンライン面接に臨むことが大事だと言われました。パソコンを高い位置に置く、目線をカメラに向ける、などというテクニックやカメラを意識することなど、オンライン面接ならではの難しさがあると感じました。

 

【ことしの就職活動の傾向は?】

最後にことしの就職活動はどうなるのか?就職情報大手「マイナビ青森支社」の堀内翔平支社長に話を聞きました。

就職情報大手「マイナビ青森支社」の堀内翔平支社長に話を聞きました。

 Qオンライン面接の動向は?

「オンライン面接は対面と同じ時間をかけたとしても、〝人となり〟が見えにくいのでオンライン面接の時間と回数を増やすという動きになっている。ただ、企業へのアンケート結果からは最終選考については対面を重視していることがうかがえる」

 

Q企業の採用意欲は?

「コロナ禍の影響を受けて、売手市場が収まりつつあるのではないかと捉えている。ただ、新卒の採用意欲が減退しているということはなく、将来を見据えて、組織の根幹となるような人材を採用するという基本的な方針は変わっていない」

 

今後の新型コロナの先行きは見通せないものの、企業の採用意欲は減退しているわけではないということは、学生にとって明るい材料だと感じました。

 

今回取材に協力していただいたジョブカフェあおもりでは、予約をすればオンライン面接も含めて指導を受けることができるほか、エントリーシートの添削も行っています。

 

また、NHKの「大学生とつくる就活応援ニュースゼミ」というサイトでも就職活動に関する情報を発信しているので、ぜひ参考にしてみてください。

 


記者 砂川侑花 

2020年入局 警察・司法担当

大学時代、少林寺拳法部で全国制覇の経験あり。面接中、就職活動の苦い思い出がよみがえりました。


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投稿者:運営スタッフ | 投稿時間:17時19分


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