龍の歯医者

日本のアニメ界を牽引するトップ・クリエーターたちが、壮大なスケールで描く冒険ファンタジー!

BSプレミアム 2017年2月放送決定

『龍の歯医者』制作日誌

あらすじ

彼の国には龍が棲んでいる──
神話によれば、古の人々との契約により、龍は人を助け、人は龍を助けるという…

舞台は “龍の国”。
主人公は、国の守護神 “龍”を虫歯菌から守る新米・歯医者の野ノ子。

隣国との戦争が激化する中、ある日彼女は、龍の歯の上で気絶した敵国の少年兵を見つける。
少年の名はベル。
大きな災いの前に龍が起こすと言われる不思議な現象で、巨大な歯の中から生き返ったものだった。

自らが置かれた状況に戸惑うベル。そして彼を励まし、彼を龍の歯医者として受け入れる野ノ子。
激しい戦いに巻き込まれながら、二人はやがて自らの運命を受け入れて行くことに…

かつてない壮大なスケールで描かれる冒険ファンタジー!

キャラクター

制作にあたって

監督
鶴巻和哉

SFファンタジーの要素を取り入れて誰もが楽しめるエンタ-テイメントでありながら、物語のテーマは「限りある生(あるいは死)と向き合うこと」。主人公の若者たちが「龍の歯医者」として、迷い、戦い、懸命に生きる姿を通して、そんな深いテーマを自然に感じられるような作品にしたいと考えています。大人の方はもちろんティーンの皆さんにも、ぜひ見ていただきたい作品です。

制作統括・音響監督
庵野秀明

今回は90分の超大作。 8分の短編だった「アニメ(ーター)見本市」の時とは違う、新たな世界観が出現します。監督の鶴巻と共に、多くの才能ある若手がメインの作画を担当する点にも注目してもらえればと思います。「龍の歯医者」はいわゆるTVアニメーションにあたりますが、我々は映画作品と変わらぬ情熱と技術を注ぎ込みます。どうぞご期待ください。

NHK編成局展開戦略推進部
チーフ・プロデューサー
土橋圭介

2014年1月、宮崎吾朗監督の「山賊の娘ローニャ」のプロデューサーをしていた川上量生さんから「今度、庵野さんのスタジオカラーと一緒に、こういう企画やるんですよ~」と見せられたのが、多様なクリエーターが参加して、ひたすら自由に、そして何十本もの短編アニメーションを作る『日本アニメ(ーター)見本市』の企画書でした。
そこには、野心的なアイディアがたくさんつまっていて、舞台裏を覗いてみたくなりました。そこで、半年にわたって制作現場を撮影して出来上がったのが、昨年11月にBSプレミアムで放送した『庵野さんと僕らの向こう見ずな挑戦 日本アニメ(ーター)見本市』というドキュメンタリー番組です。
実はこの番組が縁で、今回のプロジェクトは始まっています。そして、本作のきっかけになった短編版『龍の歯医者』は、「見本市」の第1回公開作品です。
この短編、正直よくわかんない作品でした。でっかい龍が出てきて、おースゲー!なんか始まるぞ!ってとこでいきなり終わっちゃうんです。なので初めて見た時、僕の心の中に「モヤモヤ」が生じました。
モヤモヤは言い換えると「もっと、見たい」ということですが、人にそんな感情を起こさせるって、やはり凄いエネルギーを秘めた作品なんだと思います。たとえワケが分からなくても(笑)。
そして新作も、まぁ凄い(汗)。制作が佳境に入り、ようやく全容が見えてきました。間違いなく、スゲー面白いアニメーションです!

スタッフ

監督
鶴巻和哉

アニメーション監督・アニメーター 1966年生まれ、新潟県出身。株式会社カラー所属。
スタジオジャイアンツにてアニメーターとしてデビューした後、ガイナックスに移籍。原画としてTV『ふしぎの海のナディア』に参加し、同作品のLD-BOX特典映像『ナディア・おまけ劇場』で演出を担当。
その後、 OVA『トップをねらえ!』LD-BOXの特典映像『新トップをねらえ!科学講座』で初監督を務める。 TV『新世紀エヴァンゲリオン』では副監督としてシリーズに貢献し、デザインや設定にも関わった。
初めての本格的なオリジナル作品であるOVA『フリクリ』、『トップをねらえ2!』では、独特なキャラクターと世界観で人気を集める。
『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』シリーズでは監督を務めつつ、画コンテ、デザインワークスでも活躍。
最近ではWEB配信アニメーションシリーズ『日本アニメ(ーター)見本市』(スタジオカラー・ドワンゴ)に監督、画コンテ、キャラクター原案として参加している。

原作・脚本
舞城王太郎

1973年福井県生れ。 2001 年『煙か土か食い物』でメフィスト賞を受賞しデビュー。 2003年『阿修羅ガール』で三島由紀夫賞を受賞。
『熊の場所』『九十九十九』『好き好き大好き超愛してる。 』『ディスコ探偵水曜日 』『ビッチマグネット』『獣の樹』『キミトピア』『淵の王』など著書多数。
2012年には『ジョジョの奇妙な冒険』(荒木飛呂彦著)の25周年に際して『JORGE JOESTAR』の執筆や、トム・ジョーンズ『コールド・スナップ』の訳書を刊行。
漫画『バイオーグ・トリニティ』(漫画・大暮維人)の原作や、実写特撮作品『巨神兵東京に現る』の言語を手掛けるなど、その活動は多岐に及ぶ。

脚本
榎戸洋司

アニメ脚本家。滋賀県出身。京都芸術短期大学(現京都造形芸術大学)専攻科卒。『美少女戦士セーラームーン』シリーズで脚本家デビュー。
代表作に『新世紀エヴァンゲリオン』『少女革命ウテナ』『フリクリ』『トップをねらえ2!』MV『上からマリコ/AKB48』などがある。

キャラクターデザイン
井関修一

アニメーター。 1985年生まれ。スタジオカラー所属。動画時よりその技術は高い評価を受け、原画デビュー後まもなく参加したTVシリーズ『キルラキル』で活躍。短編シリーズ「日本アニメ(ーター)見本市」の『ME!ME!ME!』では、初めてキャラクターデザイン・作画監督を務め、国内のみならず海外からも大きな注目を浴びる。
他同シリーズ『Kanón』『神速のRouge』『GIRL』等で原画・キャラクターデザイン・作画監督として参加。
このスペシャルアニメ『龍の歯医者』は、長編作品では自身初のキャラクターデザイン・作画監督での参加となる。

制作統括・音響監督
庵野秀明

1960年、山口県生まれ。監督・プロデューサー。学生時代から自主制作映画を手掛け、その後TVアニメ『超時空要塞マクロス』(1982年)、劇場用アニメ『風の谷のナウシカ』(1984年)等に原画マンとして参加。1988年、OVA『トップをねらえ!』でアニメ監督デビュー。
1995年にTVアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』を手掛け、1997年の『新世紀エヴァンゲリオン劇場版』とともに社会現象を巻き起こす。1998年、『ラブ&ポップ』で実写映画を初監督。
2006年、株式会社カラーを設立し、代表取締役に就任。自社製作による『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』シリーズ(2007年~)では、原作、脚本、総監督、エグゼクティブ・プロデューサーを担当している。最新作は脚本・総監督を務めた実写映画『シン・ゴジラ』(2016年)。

「エヴァンゲリオン」シリーズの監督・庵野秀明が立ち上げた「日本アニメ(ーター)見本市」。
若手を中心に様々なクリエーターが自由に短編アニメーションを作り、毎週ウェブ上で発表する、という意欲的な企画だ。
そして、この秋もまたあらたな作品が生み出される。この番組では、見本市に向け、個性的な作品を生み出そうと奮闘する若手アニメーターたちに半年間、密着!巨匠・庵野に見守られながら、おもしろさやかわいさ、さらにエロさ(!?)を追い求める姿をアニメ映像を織り交ぜながら描く。
【語り 鈴木敏夫 藤井千夏】

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