カズマのおじいちゃん、トミーが新しいからくり人形をはつめいした。一万歩くと、ごほうびにダンスをみせてくれるという「一万歩からくり」だ。いったいどんなダンスなのか、興味（きょうみ）をもったおじゃる丸は、カズマたちに自分が一万歩歩くと宣言（せんげん）。さっそくからくりといっしょに歩きはじめる。だが、すぐに思ったよりたいへんだと気づき、どうしたら楽に一万歩歩けるか、あれこれ試（ため）してみる。

子鬼トリオのリーダー、アオベエ。いつもおじゃる丸からシャクをとりかえす作戦（さくせん）をたてるのはアオベエだが、今日はどうしてもいい作戦を思いつかない。なやむアオベエをどうにか元気づけようと、アカネとキスケはアオベエをピクニックにさそう。ところが、まわりの景色（けしき）を楽しもうとしても、すぐにシャクを思い出してしまうアオベエ。ますますおちこんでしまう。

いつものようにおやつのプリンを食べようと、冷蔵庫（れいぞうこ）をあけたおじゃる丸はびっくり！みたこともない数のプリンがならんでいたのだ。プリンは1日1こ、というやくそくなのに、なぜこんなにたくさんはいっているのか？ふしぎに思ったおじゃる丸は、きっとだれかのわなだとうたがう。もしかしたら子鬼トリオの作戦（さくせん）ではないか…あれこれ考えているところに子鬼たちがやってきた。

おもちゃやさんの店先で、鬼の角がついた髪（かみ）かざりを見つけたアカネ。おじゃる丸からシャクをとりかえす作戦（さくせん）を思いついた。その髪かざりをこっそりおじゃる丸の頭につければ「角がはえて鬼になってしまった」とかんちがいするにちがいない、と。さっそく昼寝（ね）中のおじゃる丸をみつけ作戦かいし。目をさましたおじゃる丸は自分のすがたを見ておどろく。こんどこそうまくいくはず、とよろこぶ子鬼たちだが…。

休日の田村家。カズマやママ、電ボはでかけてしまい、パパのマコトとおじゃる丸がるすばんをしている。たまにはあたたかいみそしるを作っておき、家族（かぞく）みんなをよろこばせよう、と思いついたマコト。さっそく台所（だいどころ）に立ってざいりょうやどうぐをさがしまわる。しかし、かんじんの作りかたがわからないことに気づく。おじゃる丸に言われて、料理（りょうり）のじょうずなトミーに電話をして聞いてみることに。