第10弾

視覚障害者マラソン × ましろ日

もっと知りたい!視覚障害者マラソン

視覚障害者マラソンとは?

視覚障害者によるマラソン。視覚障害には、全く視力がない「盲」と、全く見えないわけではないが、日常生活や就労において制限や不自由を強いられる「弱視(ロービジョン)」に大きく分けられる。国際大会に出場する際に適用される、障害の程度に合わせてわけられた3つのクラスがあり、視力0.0025未満の場合は伴走者が必須となる。
2016年リオデジャネイロパラリンピックで、メダルを2つ獲得。東京2020年大会でも活躍が期待されている。

障害の程度により、下記の3つのクラスに分かれる。
T11(B1):伴走者が必須。最も障害が重いクラスで、どの距離や方向からでも手の形を認知できない。
T12(B2):伴走者と走るか単独で走るか選択できる。手の形を認知できるものから視力0.03まで、または視野が5度以内。(視力と視野の程度で分類)
T13(B3):単独で走る。視力は0.04から0.1、または視野20度以内。(視力と視野の程度で分類)


※東京2020大会ではT12クラスが実施され、障害の程度がT12より重いT11の選手も参加可能。

2021年に向けて注目の選手


道下 美里 選手(みちした みさと)
山口県出身。小学生で目の病気にかかり中学生で右目の視力を失い、26歳で左目もほとんど見えなくなる。T12クラス。
2016年リオデジャネイロパラリンピックの女子マラソンで銀メダルを獲得。2017年の国内大会で世界新記録を樹立。2020年2月に行われた第69回別府大分毎日マラソン大会では、自身の世界記録をさらに1分52秒更新する2時間54分22秒をマーク。東京パラリンピック代表に内定しており、金メダル獲得を目指す。



堀越 信司 選手(ほりこし ただし)
長野県出身。生まれた時から視覚に障害があり、小学校までは競泳をしていたが、中学進学を機に陸上競技を始める。T12クラス。2008年、北京パラリンピックで、1500m・5000mにて日本記録を樹立。2012年のロンドンパラリンピック5000mで14分48秒89で5位。2016年リオ大会ではマラソンで4位入賞。2019年マラソン世界選手権で銅メダル。東京大会でのメダル獲得が期待されている。



和田 伸也 選手(わだ しんや)
大阪府出身。関西大学在学中に網膜色素変性症と診断され視力を失う。T11クラス(全盲)。 28歳から本格的に競技を始める。2012年ロンドンパラリンピックに出場し、5000mで銅メダル、マラソンで5位入賞。2016年リオデジャネイロパラリンピックでは、1500m 6位、5000m 6位、マラソン5位と3種目で入賞。2017年の世界パラ陸上5000mでは銅メダルを獲得。2019年には1500mと5000mでアジア記録を更新、更に競技力を伸ばしている。



唐澤 剣也 選手(からさわ けんや)
群馬県出身。小学4年の時に網膜はく離で失明。T11クラス(全盲)。
盲学校卒業後の2016年から本格的にパラ陸上に取り組み始める。初めての国際舞台、2018年アジアパラでは5000mで金、1500mで銅と2つのメダルを獲得した。2019年11月にドバイで行われたパラ陸上の世界選手権では、男子5000mで銅メダルを獲得し、東京パラリンピック代表に内定した。


写真提供:日本ブラインドマラソン協会