DATE: 2009年11月28日 (土)
『エリン こぼれ話――原作者のアニメ監修日誌――』(10)
第10回 愛の描き方
「先生のことだから、46話のアフレコだけは、絶対来るでしょうね」
「はいな。槍が降ろうが嵐になろうが、ぜってぇ来ます!」
という会話をスタッフたちと交わしたのは、今年の6月頃。46話の収録は10月でしたから、なんとも気が早い会話でありました。
エリンのアフレコは、週一回、水曜日の午後4時から渋谷のスタジオで行なわれるのですが、実は、私、水曜日は大学で午後2時20分まで「現代社会研究」という講義があるのです。
私が勤めている川村学園女子大学は我孫子にあり、そこから授業後に渋谷まで駆けつけるためには、イアル並の俊敏さが必要になります。
それでも、スタッフたちが、46話だけは、私が這ってでも来るだろうと確信していたのは、この話の中で、エリンとイアルがみせる感情のうごきが、とても微妙でむずかしく、それが立ち現れてくる現場に、私がぜひ立ち会いたいと熱望していることを知っていたからなのです。










