スペシャル
本日の呼び出しメンバーは北原里英
たかみな「最近握手会で『このジャージ私服ですか?』って聞かれる回数が多い。んなわけあるかっ衣装ですよ」
(ドアノック)
きたりえ(北原。以下、きたりえ)「お邪魔しまーす、こんにちは」
たかみな「北原さーん、こんにちは」
たかみな「きたりえと、今日はしゃべっていきたいと思うんですけれども。何からしゃべろっかなー?」
きたりえ「何の話しします?」
最近どう?
たかみな「最近どう?」
きたりえ「最近ですか?すごい、楽しく生きてますね」
たかみな「おお。楽しい?何が楽しい今?」
きたりえ「今なんか大人になって、出来ることが増えたので、それをやるのが楽しみですね。旅行 行くとか」
たかみな「行ってたでしょ、この前!」
きたりえ「ほんと先日行きました」
たかみな「あきちゃ(高城亜樹)と?」
きたりえ「うっちー(内田眞由美)と、箱根に」
たかみな「めっちゃエンジョイしてるやんかー」
きたりえ「エンジョイしてます。なんか、それも自分で旅館とか調べて。ネットで」
たかみな「えー!」
きたりえ「で、自分で予約して、取ったんです」
たかみな「マジ旅行だね」
きたりえ「マジ旅行。ほんと自分たちの力で、みたいな。」
たかみな「それはイイね。大人になったね~」
きたりえ「イヤ、ほんとに思いますよ!大人になったなって」
北原と総監督は同い年の23歳
たかみな「あきちゃんも きたりえも同い年ですから」
きたりえ「そう。みなみちゃんとは」
たかみな「23歳世代ですね、今ね。それでこの世代多かったのに少なくなっちゃったからね」
きたりえ「ほんとに思います」
たかみな「ビックリするよ。この世代どんどん卒業しちゃったから」
きたりえ「多いですね、卒業」
たかみな「多いよ~」
私は心配してるんだ
きたりえ「ま、そっか。普通 単純に大人になってってるから、当たり前か」
たかみな「もう単刀直入に聞くわ。私は心配してるんだよ、北原さんを」
きたりえ「(卒業)しそう?」
たかみな「し…(笑)しそうって言うな!しそうって」
きたりえ「ふふふふ」
たかみな「だからファンの人も多分心配してるというかさ」
きたりえ「うん…でしょうね」
『希望的リフレイン』で選抜に入らなかった…
たかみな「総選挙もしかり、秋のシングル選抜発表の時にさ、きたりえ呼ばれなかったわけでしょ?」
きたりえ「うん。いやでも私も、もちろん入らなかったけれど、それよりももっと心配するところがあったから、それどころじゃなかったです」
たかみな「それは例えば、言える範囲で?」
きたりえ「例えば、3銃士の2人(岡田奈々・西野未姫)とか」
たかみな「(小っちゃい声で)そうだねー」
きたりえ「の、子が心配になった。分かるから、気持ちが」
たかみな「でもそれって多分、すごく先輩になったから言えることだよね」
自分のことより他人のこと…
きたりえ「確かに。でも、自分で言うのも何だけど、昔から自分のことより人のことタイプだから」
たかみな「そう。それも心配。その性格も心配」
きたりえ「あはは。そうですね」
たかみな「わりと『大丈夫』って言える子だから、すごい気も遣うし」
きたりえ「もともと憧れてたところが、ほんとに、ここは初めて言うけど、戸島花ちゃんとか」
たかみな「はいはいはい」
きたりえ「でも花ちゃんがいなくなってからは、秋元才加ちゃんだったりとか。わりとだからその道は歩んでるとは思うんですよ」
たかみな「なるほど~確かに花ちゃんしかり、才加しかり、なんだろうな、すごく支える人だよね、支える…縁の下の力持ちというか。確かに、そう言われると今なんか『うん』て思った」
きたりえ「でも、たまに(選抜)入るじゃないですか、花ちゃん」
たかみな「入る」
きたりえ「選抜入ってたじゃないですか。だから花ちゃんみたいに、たまに入れて選抜に。で、選抜じゃないけど『なんで選抜に入れないの?』って思われてて、かつ、でも必要っていう存在に、昔からなりたかったんですよね」
たかみな「なるほどね。才加もさ、すごくスキルがあるし、何でも出来るからこそ選抜に、あえてじゃないけどさ、入らない感じもあって。でも自分として確立してて、ソロの仕事もあってさ。『なんであの子選抜じゃないんだろう?』って外の人から言われることも多かった子だったと思うんだけど」
きたりえ「ま、あえてソレが出来たら、めっちゃ かっこいいですけど、やっぱ最初はもちろん全力で。今も全力ですけど、全力でやってて、でも上の方を目指していく中で、上には行けなかったけれど、自分の望む位置には行けたな、みたいなところはあります」
たかみな「なるほどね~」
今のAKBって…?
たかみな「どう?今のAKB」
きたりえ「まぁ…難しい。これ泣きながらしゃべっていいですか?」
たかみな「い、いいよ。大丈夫だよ、一応カットするところはカットしますから」
きたりえ「多分、自分も変わっちゃったし、AKBも変わっちゃったし…」
たかみな「そうね。うん、なんかそれは見てて感じる。なんかこう、真面目さ故に…なんか難しい。AKBってすごく難しくてさ。私が何…ま、ちょっと話それるんだけど、真面目に生きる人って得しないんだよ、正直。得しないからこそ、でも、でもやったら認められるんだよっていうのを自分の中のプライドとしてやってきたというか、そこはブレたくないとか思うじゃん、なんか」
きたりえ「うん。もちろんやっぱ(AKBが)好きだし、ま、嫌いにはなれないけど。ま、でももう…やったかなとも思う。自分は。もちろん前の方にいたわけじゃないけど。一番 一生懸命になってた時代に、一応先輩方と一緒にやらせてもらってたわけだし。もう自分に出来ることがあんまり…」
たかみな「見つかんない?」
きたりえ「そんなに見当たらない。AKBのために」
たかみな「そうだね、すごくそれって、何だろう…形は違えどさ、私もちょっと陥る所でさ。死ぬ気で一生懸命やる…今も一生懸命だよ、さっきも きたりえ言ってたけど。あのときのガムシャラさっていうかさ。で今…そうね話すと難しいね。これは多分、ごめんなさいメンバーじゃなきゃ ちょっと分かんない所もあるんだけど」
今のAKBのためにできること…
たかみな「今新しい子たちが出ていく中ね、じゃあ私は何ができるんだろう。スタッフさんだって、ファンの人だって言ってくれるじゃん『居てくれれば嬉しい。ずっと居てください』言われるじゃない」
きたりえ「言われるかな?(笑)」
たかみな「言われるよ!居てほしいって言ってくれる人はいっぱい いるんだけど、居るほうってすごく しんどいことも正直ある!」
きたりえ「うん」
たかみな「あるからこそ、でも、好きだからこそ、もうちょっと頑張らせてほしいっていう自分もいて」
きたりえ「そう、もうちょっと頑張らせてほしいけど…」
たかみな「どうしたらいいのか」
きたりえ「そう、どうしたらいいのか」
たかみな「私もずっと探してる、それは。やっぱりこの、この年代っていうかさ、ここの世代たちはみんな、何かを悩んで何かを決断していったりもするのかなとも思うのね、うん」
きたりえ「そうですね」
歌って踊ることだけはやめたくない
きたりえ「そう、好きですよね。歌って踊るのが好きでね、それだけ辞めたくない本当に」
たかみな「みんな言うよね、卒業したとき(大島)優子も言ってたし、この前ちゆう(河西智美)もね、人づてに言ってたよって聞いたんだけど、やっぱり劇場公演には立ちたい」
きたりえ「そう、公演に出たい」
たかみな「ね、やっぱあの劇場って特別じゃん。卒業してさようなら…ま、それが卒業なんだと思うんだけど」
きたりえ「うんうんうん」
たかみな「でも立ちたいよねっていう」
公演に出たい
きたりえ「立ちたいと思います。絶対。まだ卒業してないけど、考えただけで嫌ですもんね」
たかみな「ひまわり組やりたい」
きたりえ「あーははは!」
たかみな「ひまわり組のメンバー、ほぼ卒業してるで」
きたりえ「もうできないですね!」
たかみな「やっぱり、あの時のメンバーを足すとやっぱちょっと…胸がぎゅっとするもんね、なんか」
きたりえ「うん…ぎゅっとします」
たかみな「景色が変わりすぎちゃってさ、心細くなるもん。仲間なんだけど、みんな仲間で、新しい景色が見えてこれも面白いと思うんだけど、やっぱ心細くもなるんだよね、なんか。自分だけ取り残されてる感がして」
きたりえ「うん…ですよね。もう、みなみちゃんも何か辛いことがあったらね、全然…」
たかみな「ババァかて!(笑)」
きたりえ「イヤイヤイヤ!」
たかみな「お婆さんじゃないかもう!」
きたりえ「だって後輩とかはさ、みなみちゃんにさ、相談とかできるけどさ」
プライベートでも仲良しの2人
たかみな「ま、でも我々は何やかんやプライベートでも、会ってますし」
きたりえ「そうですね」
たかみな「実はプライベートで結構仲がいいという…」
きたりえ「そうなんですよ、そうそうそう。お家行きますから、みなみちゃんの」
たかみな「ハッハッハ!そうだよ、アンタすぐ寝んだもんよー!」
きたりえ「そう、寝に行ってるだけですから」
たかみな「横山さんと北原さんが家に来て、『もうちょっとしゃべろうよ』って言ってるさ中、北原さんすぐ寝るっていう」
きたりえ「すぐ寝る。でんぐり返ししてすぐ寝る(笑)」
たかみな「そう!人のソファで でんぐり返ししてすぐ寝る!」
たかみな「ちょっと、これはプライベートトークで続くということでね」
きたりえ「ハハハ!」
たかみな「こういうこともあるんだよっていうね」
きたりえ「そうですよ」
たかみな「なんか、リアル対談な感じになったわ」