主にアナウンス室に在籍するアナウンサーが、趣味や仕事、日常の中で出会ったちょっといい話などを、思い思いに分かりやすい「ことば」でつづっていきます。


投稿者 稲塚貴一アナ

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ラジオ特集でくまモンがしゃべった?!

2016年09月12日 12:00

8月16日(火)の夜、ラジオ第1でお送りした生放送の特番
「うたエール がまだせ!熊本」の司会を担当したアナウンサーの稲塚貴一です。
普段は沖縄放送局に勤務しています。

熊本地震で被災した皆さんに歌でエールを送ろうと企画されたこの番組、
ゲストとしてお迎えしたのは、タレントのコロッケさん、歌手の島津亜矢さん、そして脚本家・放送作家の小山薫堂さん。
司会の私も含め、スタジオは全員、熊本出身者です。

小山薫堂さんといえばくまモンの生みの親。
そこで、薫堂さんに内緒でくまモンをスタジオに呼んでしまおうと考えました。
制作チームの中では「ラジオだし、さすがにそれは難しいのでは?」という意見もありましたが、
お願いの電話をしてみると…「スタジオに行きますよ!」の声。トントン拍子にくまモンの出演が決まりました。
すっかりおなじみのくまモン、ラジオではいったいどんな存在感を示してくれるのか。
そして私はアナウンサーとしてその魅力やパフォーマンスを声だけでお伝えすることができるのか…
ドキドキで本番当日を迎えました。

ラジオ特番でくまモンがしゃべった?!

生放送が始まって間もなく、スタジオの外の廊下にくまモンが姿を現しました。
副調整室にいるスタッフはみんな、くまモンに夢中。
すっかり心を奪われている様子が分かります。
あのー、放送中なんですけど…(笑)。
島津亜矢さんはいち早く気づいて驚いた様子。
テーマ曲にのせてすかさず「くまモンが来てくれました~!」と呼び込むと、
黒い大きなかたまりがスタジオに飛び込んできました。

ラジオ特番でくまモンがしゃべった?!06 ラジオ特番でくまモンがしゃべった?!07 

皆さんご存じのあのくまモンが、狭いスタジオを飛び回るようにして愛嬌をふりまきます。
いつもながら軽やかでダイナミックな動きに感動…。
くまモンは話さないので、言いたいことはスケッチブックに書いて伝えてくれます。
でもここで奇跡が起きました!

「ボクー、くまモーン」
…えっ、いまの声、なに?!?!

ラジオ特番でくまモンがしゃべった?!08ふと見ると、私の目の前の席に座ったコロッケさんがマイクに大きなお顔を近づけて、
いたずらっぽく笑っています。
そう、コロッケさんがくまモンの声を“ものまね”していたのです。
声を聞いたことなどないはずなのに! 

くまモンも慌てた様子で(僕じゃないよ!)と大きく手を振ってリアクション。
スタジオが大きな笑いに包まれます。

 

 

ラジオ特番でくまモンがしゃべった?!09

熊本地震が起きてから、くまモンは、地震で不自由な生活を強いられている人たちを励まし、
復興に向けて力強く進む熊本の姿を伝え続けてきました。
そんなくまモンのエピソードを聞いたり、ゲストの皆さんの気持ちを伺ったり。
くまモンは、しみじみとうなずいたり、体をよじって喜んだり、
いつもどおりの元気いっぱいのリアクションでひとしきりスタジオを盛り上げて、風のように帰って行きました。
くまモンのこのパワーが多くの人を元気づけ、笑顔にしてくれたんだなぁとスタッフみんなで実感したのでした。

 


それにしても、コロッケさんによるくまモンの“幻の声”、いまも耳に焼きついています(笑)。
「ボクー、くまモーン」♪