主にアナウンス室に在籍するアナウンサーが、趣味や仕事、日常の中で出会ったちょっといい話などを、思い思いに分かりやすい「ことば」でつづっていきます。


投稿者 村上里和アナ

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ラジオ文芸館 ~「ミカリバアサマの夜」ほか 木内昇 著~

2016年12月16日 12:00

12月17日(土) ラジオ第1 午前8:05~8:45

アナウンサーの語りと音響効果で構成する “聞く短編小説” ラジオ文芸館
今週末は、村上里和アナウンサーが担当します。
朗読するのは、木内昇の『ミカリバアサマの夜』と『煤払いと討ち入り』です。

舞台は東京の下町、時は大正か昭和初期の裏路地の長屋。
そこには、仕事が丁寧なお針子の齣江(こまえ)、皮肉屋の老婆トメ、
けなげに生きる魚屋の兄弟、浩一と浩三など、
生業や暮らしを静かに営んでいる人々が登場する。
さらには、この世とあの世を行き来する人たちも出てきて、物語は不思議な空気をまとって展開していく。
齣江が、少女から綿の打ち直しを頼まれた綿入れをめぐる物語と、
貧しい暮らしの中で中学進学を目指している浩三がおこした事件にまつわる物語を朗読する。

以下、村上アナウンサーの話です。
木内昇さんの文章は、まるでその時代の空気に触れたように感じさせてくれるため、
「歴史体感小説」とも評されるのです。
冒頭に描かれる、どことも特定できない路地の描写に、私もすぐに心奪われました。
まるで自分がその路地を訪ね、作品の世界に入っていくような気持ちになったのです。
冬の物語を2編お届けします。
私が体感した木内さんの不思議で切なく、清らかな世界が伝えられるようにと、心を込めました。

ラジオ文芸館

村上里和アナウンサーが担当するラジオ文芸館の放送日時です。
12月17日(土)ラジオ第1 午前8時5分~8時45分
どうぞお聞きください。

ラジオ文芸館ホームページ