主にアナウンス室に在籍するアナウンサーが、趣味や仕事、日常の中で出会ったちょっといい話などを、思い思いに分かりやすい「ことば」でつづっていきます。


投稿者 井原陽介アナ

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皇居にて

2018年01月12日 09:00

井原陽介です。
「おはよう日本」リポーターや、報道番組の中継、国会中継などを担当しています。
生まれてから三十数年間、主に地方都市で暮らしてきた私にとって、「日本の中枢」が普段の仕事場であるということは想像もしなかったことです。
12月は、天皇陛下が退位される日程を決めるための皇室会議のニュースで、皇居前からの中継を担当しました。

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思い返せば去年一年は、仕事で、プライベートで、皇居をたびたび訪れました。
「新年一般参賀」や「歌会始」の取材をはじめ、年間を通じて宮内庁が受け付けている見学ツアーの「一般参観」など、8回に上ります。
その際に資料として撮りためたなかで、とくに気に入っているのが、このシーンです。

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馬車列。

新任の外国大使が、天皇陛下に本国からの書状を手渡すため皇居に赴く「信任状捧呈式」の馬車列です。
大正時代から使われ続けているという車体・車輪がキラキラと輝く様子や、馬たちの毛並みのつややかさを目の当たりにして、とりこになりました。
大都会・東京のどまんなかを、いまの時代に馬車で悠然と通り抜けるってどんな気持ちだろう?
それを実感するには、私自身が大使になるしかないですけれども...。
馬車列が運行される予定が固まれば、宮内庁のホームページで告知され、誰でも見学できます。
ちなみに、馬たちのお家も、皇居内にあります。

さらにこちら。

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皇居内の「二重橋」からみた、皇居前広場の様子です。
この逆の、皇居前広場から二重橋を見上げる構図は、さまざまなガイドブックで見かけます。
しかしこのアングルは、一般参観に参加するか、正月や天皇誕生日の一般参賀でしか見ることができません。
奥に見える「正門石橋」がお堀に映るメガネ形が、くっきりとしています。
皇室関係のパレードが行われる際は、この場所に車列がさしかかると、広場で待ち受ける人波が見えてくるわけです。

初夏、皇居東御苑で見つけた梅の実や、紅葉を迎えた乾通りの、燃えるような赤。
皇居に残る広大な自然にも、魅せられました。
次の1年はどんな景色が見られるのか、ワクワクしています。