主にアナウンス室に在籍するアナウンサーが、趣味や仕事、日常の中で出会ったちょっといい話などを、思い思いに分かりやすい「ことば」でつづっていきます。


投稿者 久保田祐佳アナ

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イスは座るものじゃない!?

投稿日:2018年10月26日 09:00

こんにちは!久保田祐佳です。
今日は、なんだかわくわくする秘密基地のような空間、「所さん!大変ですよ」のセットをご紹介します。後姿は、井上裕貴アナウンサー。本番を前に、自主練の真っ最中です。

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その井上アナウンサーが番組名物"紙芝居"を披露する台は、ころんとした真っ赤な車。
よーく見るとナンバープレートが・・・10-56-3=ところさん、になっています。

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司会席の後ろの棚には、千羽鶴が飾られています。取材でお世話になった折鶴専門店の方が手作りしてくださいました。セットに並べるものは美術スタッフが毎回少しずつ変えているのですが、千羽鶴の場所は、毎回プロデューサーのチェックが入ります。もう一つ送っていただいたのですが、そちらは、制作スタッフの部屋に大事に飾っています。番組が末永く続きますように。

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専門家のみなさんの机は物入れがついていて、資料や小道具の収納にも便利。

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4月からは、司会者の席が、ソファから高いスツールになりました。そういえば、以前ご一緒した構成作家の方が、「バラエティ番組のセットなら、イスは座るものじゃだめなんだ!」と熱く語っていました。ただ腰掛けるためのものではなく、イス一つにも意味を持たせ、番組の雰囲気やメッセージが伝わるものでなくてはならない、というお話でした。確かに、イスと言っても、学校の教室で使うイスや折り畳みの式のものから、王様が使うようなゴージャスなイスまで、色も形も様々。お話を聞いてから、バラエティ番組のセットを見る目が変わりました。その方には、「アナウンサーがよく使う(つい使ってしまう)接続詞ってあるけど、本当にその表現しかないのか考えてみたら」など、たくさんのことを教えていただきました。

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「所さん!大変ですよ」のセットを初めて見たとき、細部まで世界観を表現していてすばらしい!と思いました。番組を見てくださる方に、一つ一つ注目してほしいとは思っていなくて、でも、全体から伝わる何かがあればうれしい、作り手のそんな気持ちを感じたのです。そして、私自身、一つ一つの言葉の選び方に、もっともっと心を配らなければと肝に銘じながらセットに入っています。

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